2011年10月11日火曜日

そこここの朱・赤・橙


10月も半ばとなった。
さすがに朝夕は冷える。
こうなると植物は急速に秋の装い急ぐことになる。

わが里山でも、まだまだ周囲は緑色が支配しているが、良く目を凝らすと色彩の移ろいを見つけることができる。

         

山椒の実は先日まで緑色の堅いものだったが、すっかり赤くなりはじけて黒い種が中に見えている。
山椒の紅い果肉と黒い種
何の木であるかは判らないが、この一本だけ妙に紅葉が進んでいる。
一本だけ目立つ
干し柿用の柿も、枝に残っているものは橙色に染まって来た
もう少ししたら収穫して干し柿を作る
ハロウィンお化けカボチャを収穫した。
色付きも程よく橙色になった。
これ以上大きくはならなかった
我々にはまだ記憶に新しいあの夏の暑さであったりするのだが、植物はそんなことはとうに忘れて次の季節に移っているようだ。

         

このファームでぜひ紹介したい『赤』色が、実はもうひとつある。
ため池の表面が不思議な赤になるのである。
赤というよりは赤銅色とでもいうくすんだ色。
はじめて目にする方は、たいそう驚かれる。

不思議なことに、朝から午後3時くらいまではこの赤色であるが、次第に緑色(彩度・明度とも低い黄緑色)に変色する。
夕方遅くには全面が緑色になってしまう。

大雨が降って水の流れ、動きが発生すると、もとの単なる濁ったため池になるのだから、表面に何かしらの変化する物質なり生物が存在するのだろう。
光合成を行うプランクトンか、とも思うがよく判らない。
赤潮が発生するような富栄養化が進んだ汚れた水質なのだろうか。
いわゆる生活雑水などの汚染水の流入は殆どない。
何か特定の肥料分が偏って流入したのだろうか。
鉄分の錆の色かとも考えたが、緑色に変化するのが不思議だし、特に鉄分が多い土壌ではない。
第一、いままでにこれほど赤くなったことはない。不思議である。
不思議な色の変化をみせるため池(2011/10/11撮影)
血の池地獄という風景か・・
空の青・山の緑・池の赤がみごとなコントラスト
2週間ほど前の同一日(9/29)に撮影した写真である。
変化をご覧頂きたい。
午前10時の赤 
午後5時の緑
以下も同じ日の午後5時の写真である。




         

紅葉と秋の実りの素晴らしい彩りから、少々気持ち悪い赤の話となってしまった。
申し訳ない。
いま、このような写真を公開したことを後悔している。    (        orz       )←失意前体屈

2 件のコメント:

  1. こんにちわ。 お邪魔します。
    はじめまして。ritmoって言います。


    酵素浴で検索しててヒットしたのでお邪魔したのですが、
    実に素敵です。

    また遊びにきます。
    お邪魔しました。

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  2. いつもご覧頂いてありがとうございます。
    茨城の田舎で、気ままに趣味の世界に遊んでいます。
    その時々の感じたこと・見たこと・気がついたこと・疑問に思ったことを駄文ではありますが綴っています。
    里山での農的暮らしの素晴らしさを、少しでも皆様にお伝えできれればと願っています。
    引き続きご覧頂ければ幸いです。

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