2016年8月28日日曜日

「玉川里山はちみつ」新規取扱店のお知らせ(2016/8 その2)

『玉川里山はちみつ』の新規取扱店のご紹介です。
常陸大宮市塩田地区のお店で、この夏にリニューアルオープンされました。
  川岸屋(かわぎしや)
      常陸大宮市北塩子1786-1  (場所は → ここ )

川岸屋様での取扱開始により以下の7店舗でのお買い求めいただけるようになりました。
(常陸大宮市内)
  〇川岸屋         北塩子
  〇BUJIEMON        山方
  〇ブルーベリーフレンドフアーム   山方
  〇トロワフレール      上町
(常陸太田市内)
  〇ガトーデイジー      大里
  〇パティスリーナチュール   幡町
(東京)
  〇スブニール        世田谷区奥沢(自由が丘となり九品仏駅前)

2016年8月24日水曜日

旧大宮第一中学校

我が母校は二つ廃校になっている。(常陸大宮市立)「玉川小学校」は平成22年3月末に廃校となり、同「大宮第一中学校」も平成26年3月末に廃校となった。卒業した2つの学校が既に無いというのは寂しいものがある。
旧「玉川小学校」は「大宮北小学校」と名を変えて同じ場所に存続しているのでまだよいが、「大宮第一中学校」は誰も立ち入ることのない、まさに「廃校」となっている。何かに利用する計画も無いようだ。

かつて自転車で登下校した中学校横の道路を通り過ぎることがある。
花壇には雑草が茂り、手入れされなくなった植木は樹形が変わってしまっている。
かつて生徒の賑やかな声が溢れた校庭のグランドには雑草が目立つ。


中学校生活にはなにか特別な思い出がある訳ではない。校舎にもグランドにもクラブ活動にも。
ただ、この齢となって廃校となった校舎を眺めるときに、やはり感傷に浸ってしまう。歳を取ったのだろう。

誰しもが感じるしみじみとした懐かしさは当然にある。
だが、それだけではない特別な『哀しさ』がこの旧一中周辺に漂っている。

次の写真は一中校門のすぐ前だが、不法投棄されたゴミで異様な光景となっている。
「不法投棄禁止」のメッセージがなんとも虚しい。
林の奥までゴミが続く
道路左側は旧一中。正門はすぐ近くだ。
投棄されているものは、リサイクル法の対象となっているテレビや冷蔵庫が目立つ。他には家具などの粗大ゴミ、生活ゴミ、ビン・缶類も多数。
ここは人通りもないような山中ではない(・・・山中でも不法投棄はダメだ)。
不法投棄は廃校になってから直ぐの頃からだ。
心無い人の少しの不法投棄から始まり、あれよあれよという間にここまで増えたのだろう。
やはり日本国民の一部はまだまだ民度が低いようだ。
行政は手が回らぬらしく、一向に片付く様子もない(市議会で取り上げられている様子もない)。
地元住民も気分悪かろうに。

このような意味で、この道を通るとき何とも言えない「哀しい」気分になる。
卒業生に限らず、大多数の普通に良識ある人はそう感じるのではないか。

2016年8月20日土曜日

台風が通過して

先日茨城の東の海上を北上した台風がもたらした雨は、乾ききった大地を潤す恵みの雨だった。
枯れる直前だった野菜の苗は息を吹き返したし、これから芽が出る秋そばにとってはナイスタイミングだった。
だが局地的な豪雨と強風(突風)、あるいは台風通過後の異様な暑さは思わぬ余波をもたらす。

多少強い雨風でも何の影響もないようにミツバチの巣箱は設置してあるのだが、『想定以上』の場合は中にいる蜂にとっては強いストレスとなる。
今度の日曜日(8月28日)に採蜜作業を予定していた巣箱のミツバチが逃げてしまったのである。

公開で行う予定にしていて、6人の参加のお申込みがあったのだが、お断りの連絡を差し上げた。
代わりに採蜜できるような巣箱がまだないため中止は仕方ない。何ともトホホな状態である。

夜中に屋根のトタン板や簾がバタバタして巣箱を打ち付けたのかも知れない。ニホンミツバチは継続して起こる強い振動と騒音にはめっぽう弱い。横殴りの雨が巣箱を直撃して内部に染み込んだのかも知れない。通過翌日に暑さで巣箱内部が異常高温・湿度になったのかも知れない。いずれにしても逃げ出したくなるような『環境の急激な悪化』が発生したようだ。
あくまで推定でしかないが、考えられる原因はこれくらい。反省すべき点・改善すべき点だ。
自然相手であるので、このようなことははままあることと割り切るのを常としている。くよくよしていても始まらないので、前を向いて進むしかない。
ただ、無い知恵を絞ってでも再発防止(と考えられる方策)をとらねばこのように1年の成果がパーになり、徒労に終わる。

まったくニホンミツバチの飼育とは難しい。

2016年8月17日水曜日

今の努力の将来価値

先日、東京・九品仏のケーキ屋さんを訪問する際に、約束の時間までに少しあったので、すぐ近くの『浄真寺』を参拝した。九品仏の地名の謂れとなっている寺だ。浄土宗の大きな寺で、広い境内はよく手入れされている。静かな林の中にある阿弥陀堂3棟にはそれぞれ3体ずつ、計9体の阿弥陀如来像が安置されている。お姿はみな金色に眩しく輝いている。
境内には本堂とは別に、立派なお堂が三つ並んでいる。
上品のお堂に三体、中品に三体、下品に三体 で九品仏となる。
金色が眩しい(螺髪部分だけは鮮やかな青色)如来様である。
山門前に掲げられていた今月の『お言葉』が気に入ったので撮影。

そうなのである。
努力したからって必ず報われるとは限らないのである。しかし報われた人というのは、まちがいなくとんでもなく努力しているのである。みつばちを捕獲するのだって、巣箱を並べれる努力をすれば全てOKというほど甘くはない。その中でも運よく捕獲できたのは実らなかった大半の空振りの『努力』があったから。努力は成功の必要条件だが、十分条件ではない。
この夏は、リオのオリンピックが連日報道されている。出場している選手たちは常人が想像もつかないほどの努力をしているひとたちばかりだろう。だから出場できているわけだが、結果は皆が金色のメダルを取れるひとばかりではない。スポーツ大会は努力してもダメ(=負け)の場合のがほとんどだ。
ただ、平凡な市井の人間としてはオリンピックは出られただけでも十分に報われているのではとは思うが。

最近、同じようなことをある高校野球の関係者(指導者)から伺った。常総学院が初戦で快勝したことの話題から、この努力の話になった。
つまり、高校野球では『甲子園に出場する』ということがまさにこの言葉通りのこと(=ひとつの目標であり、報われたということ)であるのだが、教育の観点からはこれに加えて、(前途洋々たる若い高校生に対して、オトナの)実社会ではむしろ報われない・評価されないことの方が多いこと、だからといって腐ってしまったり、今後の努力を放棄をするという選択はあってはならないこと、を理解させる指導も大切だと。加えて、今の若い子らに現在の努力の将来価値を理解させることは難しいとも。言うは易し行うは難し。指導者とは大変だなあとつくづく感心した次第。

2016年8月15日月曜日

月下美人

今夜、我が家の月下美人が開花した。

夕方から次第につぼみが膨らみ初め、19時を回った頃から蕾の先が割れて白い花弁が開きだし、一時間ほどすると内部が見えるほどに開いた。
日中の蕾
開き始まった蕾
だいぶ開いた
一夜限りの開花。
なんとも不思議、神秘的な花だ。

2016年8月14日日曜日

第3回 公開はちみつ採集体験会

はちみつの採集体験会は第3回めとなった。
今回は市内から見学者が7名(子供3人、大人4人)お出でになり、盛況な公開採集会だった。

4月24日に捕獲し格納した群れの巣箱から蜜をとった。

糖度は81.6度あり十分。キレイな巣にしっかりと蜜が詰まっていた。

今回も、『巣箱からのはちみつ直舐め』を皆さんに体験してもらった。子供たちは(無論大人たちもだが)目を輝かせて何度も掬っては舐めて、美味しさを実感しているようだった。


主催者としては皆の満足そうな笑顔を見ることができて大変うれしい。

この子供たち、この日に見た巣箱のことや説明してくれたオジサンのことなどはいつか忘れることだろう。だが、黄金色のトロリとした舌ざわりや口いっぱいの甘さ、鼻に抜ける花の香りは『味覚の記憶』として脳の奥底にしっかりと残って、将来なにかの拍子にふっと思い出すことがきっとある。

今日初めて採蜜を見学し蜜を舐めた大人であっても、いままで知らなかっためまいがするような甘さの驚きは強烈なインパクトで、前頭葉を十分に刺激したはずだ。本物が持つチカラだ。
そんな味を幼小に体験できた子供は幸せに違いない。

2016年8月11日木曜日

抹茶・金砂郷のマル金あんぱん(全日食) 

なかなか店頭に並んでいる姿をみることができない幻のあんぱん『マル金プレミアムあんぱん・抹茶』。先日、やっとゲットし、食することができた。
そもそも製作数が少ないのだろう、トレイに3つだけ残った抹茶の緑シールを発見した時に、小躍りしてしまった。
はやる気持ちを抑えつつ・・まずは全体の姿を撮影
パン生地はあずき餡のと共通でモチモチのもの。
餡はうぐいす色で、仄かに抹茶の味。何をベースにして抹茶パウダーを混ぜ込んでいるのか分からない(おそらく白インゲンの白餡だろう)が、主張し過ぎないほんのり抹茶味。甘すぎず淡白過ぎず、裏切られることはない確かな味である。こちらにもホイップクリームはタップリに入っていてうれしい。クリームを注入したサイドの切れ目を確認して食らいつかないと、クリームが飛び出てくるので注意だ。

ホイップクリームがたっぷりと
あんぱん好きにはタマラナイ逸品。間違いなく口福な一日を約束してくれる。
                                                                                   
JA常陸が隔月で発行している『DAISUKI』の9月号に、全日食チェーン・金砂郷久米店の広告として同店の商品人気ランキングが掲載されている。
  → DAISUKI 9月号(12ページ)

1位はこのプレミアムアンパンなのだが、なんとこの8月からピーナッツバター版が新たに登場したことが告知されているではないか。カスタードクリーム版もまだ食していないのになんということか・・。抹茶で浮かれている場合ではない。それにしてもピーナッツバターも入手困難なのだろうか気になる。

レア品所をゲットするためわざわざ出かけて行くなんて・・と思うかもしれないが、それがこの味に魅せられた者の悲しいところだ。
ゲットするために出かける。なかなか陳列されないので空振り。さらにゲット意欲が高まる。
なにやら最近はやりのモンスター捕獲のスマホゲームのようだ。
差し詰め、『Kanasa に GO!』だ、こりゃ。


※ KanasaにGO!(出典 : Uso-Pediaより)
N社のモンスター捕獲ゲームにひっ掛けた架空のアンパンモンスター捕獲ゲーム。
納豆だけではないことをアピールしている金砂郷『くめ』が舞台。2016年8月にリリースされた。
金砂郷に出かけてみよう(=当地では『金砂に行ぐべぇ』と訳される)、の意をかけているお遊びである。スマホがなくても遊べる誰でも参加型。

全日食・金砂郷久米店という限定スポットにしか出現しないモンスターであるプレミアムアンパン『マルキン』族を捕獲するゲーム。モンスターには『アズッキ―』、『マッチャー』、『カスタードゥ』、『ピーバタ―』の4種がいる。
『アズッキ―』は143円と半端な価格設定が気になるところだが、比較的容易にゲットできるスタンダード。
『マッチャ―』と『カスタードゥ』は超レアもので、時間帯によって出現したりしなかったりするので、なかなかゲットできない。そのために余計に熱を上げてしまうマニアが多い。手に入れられずお店で残念がっているマニアの悲しい姿はしばしば見られる。
最近登場した『ピーバター』については、画像が公開されたがまだ詳しいデータがない。いつどのくらい並ぶものなのか。今後、マニア諸氏の地道な調査によるリポートが待たれるところだ。
『マッチャ―』と『カスタードゥ』に運よく出会えたら、それぞれ160円でGETできる。『ピーバター』は200円と少々高めになっている。(価格は税別価格)
これらをGETすると、アンパナー(Ampan‐er: アンパンloveな人)、またはアンパニスト(Ampanist)と呼ばれる上級アンパンマニア層では、著しい精神高揚効果が認められている。だが、関心の薄い層にとってはただのシロモノである。
このモンスター『マルキン』族はスマホがなくても捕獲可能だ。

さあ、あなたも、お盆休みには、KanasaにGO!

2016年8月8日月曜日

『終わった人』(内舘牧子 著 講談社)

内舘牧子さんの『終わった人』(講談社刊)という本がある。10万部を超えて売れているようだ。

主人公は大手銀行でエリートコースを歩み、子会社の役員として定年を迎えた、「終わった」男性。40年以上に及ぶ会社勤めが終わったことが受け入れられない主人公は、目的のない日々を過ごしながら、現役時代のプライドと定年後の現実とのギャップに苦しむ・・。

NHKのNewsWebのページに、この本に関連した特集が掲載されたので、詳細はそちらに譲る。
   →Web特集 あなたは「終わった人」ですか?

この本のさわりを試し読みもできる。
   → 終わった人  試し読み

エリートではなくとも、銀行員ではなくとも、身につまされるというサラリーマンの御仁は多いらしい。

働いている間はまだまだ現実的なものではなく、漠然としか考えない定年後の姿。
だが、いざ定年を迎えると、人生の居場所を求めて惑い、あがき続けるわけだ。
仕事一筋だったほど(エリートと呼ばれた人ほど、職場にプライドを持っていた人ほど)ギャップは大きいのだろう。

小生の身(非サラーリマン・非エリート)からすれば縁遠い話なのだが、この主人公と同じような境遇に立ちつつある同級生の友達から、同じような話を聞いて同情してしまった。
非情にも「『職場』と『墓場』との間にはたっぷりと時間がある」(内舘牧子)のである。
定年直後は、とりあえず体力も頭もまだまだ大丈夫だ。金も少しは余裕ある。そして何より時間は十分すぎるほどある。さてこれから、何を考え、何をして、この長い時間をやり過ごすのだろうか。毎日である。
旅行? ゴルフ? ボランティア? 奥さまに同行してスーパーの買い物? 朝夕の犬の散歩? 孫の世話?
確かにこれらも生活の一部として大事。ただ『これだけ』では主人公のように破綻してしまう。
これらも普通に大事にしつつ、あることをプラスするだけで退職後人生に刺激とやりがいという『彩り』を添える魔法のような方法がある。悩める人への確かな福音である。

あることとは「ニホンミツバチを飼う」ことだ。(どうしても飼えない場合は、飼っている人とお近づきになり疑似飼育体験をすることでも十分だろう)
これで『終わらない人』になれる。絶対の自信をもってのお勧めである。

2016年8月4日木曜日

玉川里山はちみつ 東京の新規取扱店舗のお知らせ(2016/8)

8月から新たに『玉川里山はちみつ』の取扱店舗が増えました。6店舗目の今回は東京です。

東京・自由が丘のすぐそばで、田園調布にもほど近い『九品仏(くほんぶつ)』という駅の前にあるオシャレなケーキ屋さんです。

■Souvenir 九品仏(スヴニール くほんぶつ)店
      Twitter    → Souvenir@九品仏店
      東京都世田谷区奥沢7-18-5  東急大井町線・九品仏駅前

東京での販売開始で、より広く、より多くの皆さまに茨城産の百花蜜・『玉川里山はちみつ』を味わっていただけるようになりました。

『玉川里山はちみつ』の取扱店舗は、茨城県内の次の5店と併せて6店舗となりました(2016/8/1現在)。
 〇常陸大宮市内   山方  BUJIEMON
             山方  Blueberry Friend Farm  Petite Cafe
             上町  Trois Frères
 〇常陸太田市内   大里  Gateau Daisy
                                     幡町  Pâtisserie Nature

なお、近々、7店舗目となるお店が常陸大宮市内・北塩子地区に増える予定です。

2016年8月3日水曜日

夏草の線路

立秋が近いとはいうものの暑い。
田舎はいずこも夏草に覆われて緑深く、鬱陶しい盛夏の装い。
水郡線の線路際とて例外ではない。除草剤も草刈り作業も到底及ばない。

  ♪ 夏草に埋もれた線路は 錆びた陽射を浴びて 
    立ち止まる踵を 知らない町に誘うよ  
                                 『夏草の線路』  (歌 遊佐未森 作詞 工藤順子)

Photo 夏草の線路   at 玉川村駅
猛暑の陽射しで線路の先にはゆらゆらと陽炎
それにしても暑い8月上旬。
・・・暑中見舞い申し上げます。

2016年8月2日火曜日

稲の花

稲に花が咲いている。
稲穂に近寄ってよく見ないと気付かないようなひっそりと咲く控えめな花だ。
そのうえ、極めて限られた期間・時間しか見ることができないときている。

※ NHKの教育用VIDEOで開花の様子が見られる。
       NHK for School   → 稲の開花と受精

我が家のコシヒカリも出穂して開花している


田植えから3か月経った。あとひと月ほどで、辺りは黄金の稲穂が波打つ田んぼとなる。
大事な時期の水不足は心配だが、まあ出来は良い方だろう。

夏が当たり前に猛烈に暑くなる(同じく寒い冬にはしっかりと寒くなる)といということは農作物にとっては良いこと。これが本来自然なことで理に適っていることだ。

このあいだ田植えをしたような気がするのだが、もう収穫が近い。
近年やたらと時間の流れが早いと感じる。・・こまったものだ。

2016年8月1日月曜日

捕食者たち

ミツバチを取り巻く自然環境というのは実に過酷なものだ。
周囲は敵ばかりで、その小さな体・生命を維持してゆくだけでも並大抵のことではない。
食物連鎖は自然界の当然の出来事とはいうものの、ミツバチ飼育者としては心穏やかではない。

野鳥・肉食昆虫など『捕食者』たちが巣箱周辺でミツバチを狙い撃ちする。立場を変えて捕食者視点から見てみると実に賢い効率的な方法で当然の行動だと思う。当たり前だが巣箱周辺は、ハチ密度が特別に高い空間なのだから。彼らにも素晴らしい知恵がある。
オニヤンマやスズメバチが巣箱を周回してミツバチを捕食する。
巣箱の周りに張られる蜘蛛の巣も多く、犠牲になるミツバチもいる。
なんとも多難である。

時々やってくるカマキリも天敵のひとつだ。
ドヤ顔で、ガツガツ、ムシャムシャと喰いやがる。

このような生命を落とすリスク続きのなかで集められるはちみつ。
ゆめゆめおろそかにできない。