2019年10月20日日曜日

金木犀のはちみつ漬け(その1)

何処からともなく漂ってくる金木犀の香り。この時期だけに楽しめる芳香であり、この仄かな匂いで秋本番を感じる人も多かろう。この香りは花の時期が終わるとともに消えてなくなり、また来年ということになる。

花は花弁が4枚  なんとも可愛らしい
だが古来より食文化の発達した中国ではこの香りをとどめた食べ物を作りだしている。
桂花醤(けいかじゃん)は金木犀の花を砂糖で漬け込んだもの。桂花蜜(けいかみつ)ははちみつ漬けだ。点心のあんやシロップの香りづけに使うという。また漢方薬としての薬効もあるようだ。
いずれにしても、見た目(視覚)と香り(嗅覚)を重視したなんともお洒落で優雅な食べものだと思う。
◆  ◆  ◆
花の咲いている今しかできないし、はちみつも手元にあるのでこの「金木犀のはちみつ漬け」を作ってみることにした。
本家中国での参考レシピでは、容器に少し塩を敷いたあとに金木犀の花を入れてはちみつを流し込み、3~5か月経つと香り高い桂花蜜が出来上がるとある。
日本のクックパドでは、採ってきた金木犀の花をそのままはちみつ漬けする方法が紹介されている。
さっそく金木犀の花を採集して試してみた。
細かなゴミや茎を取り除き、簡単に水洗いする

ビンにたっぷり詰め込む

はちみつを注ぐ

出来上がり
花は比重が小さいため上部に浮き上がってしまう
これでしばらく様子見となる。
更にネットで調べると、中国では金木犀の花を蒸した後に天日干ししてから砂糖漬けするとの方法も紹介されている。こうすることにより砂糖シロップなりはちみつに花が馴染んで良いらしい。というわけで、(その2)として金木犀の花を蒸す→干す→はちみつに漬ける、をすることにした。
両者の違いを経過観察しつつ、然るべきのちに味見することにする。
◆  ◆  ◆
金木犀の花を手で摘むのはちょっとした苦労である。小さな花であり、なかなか集まらない。であるので長時間の採集作業となった。
そこで感じたこと。
最初こそいい香りだなあと思ったものの、30分もこの強烈な香りを近くで嗅ぎ続けると頭が痛くなってしまった。やはりこの金木犀の香りは仄かに漂ってくるのが一番良い。何事もMore than enough is too much.「過ぎたるは猶及ばざるがごとし」だ。


2019年10月19日土曜日

台風19号

台風19号の被害がこのように身近で発生し目の当たりにすると、その惨状があまりに酷くてなんとも気が重たい。
いままで幾度となく他地域の被害をTVなどのニュース画像で見てきたが、被災現場の状況を見ても「大変だな」とは感じられるもののどこか他人事であった。
いまこうやって地元が被災し、生の風景を面前にするとそのインパクトは強すぎる。けっして他人ごとではなかったのである。

東西を那珂川・久慈川という大河に挟まれている当市は、両河川沿岸部が広範囲にわたり被害にあった。幸いにもこの玉川村駅周辺では浸水被害はないが、いつも車で通過している見慣れた場所の風景が様変わりしているのを見るのはほんとうに辛い。
 朝日新聞ニュース映像 → https://www.youtube.com/watch?v=DXhv0QGjIyQ

水郡線は橋脚を流されて甚大なダメージを受け、現在、常陸大宮以北は運休となっている。全線の運行を再開するとしても相当時間がかかるのだろう。線路近くで生活している者にとっては、いつもの時間に列車が通過しないのは寂しいものだ。

※今日(10/19)、JR東・水戸支社は常陸大宮~西金間、および安積永盛~常陸大子間を11/1から運転再開すると発表したようだ(福島民友による報道)。


とにかく再開に向けて動き出しているのは嬉しい。
何しろ水郡線は典型的な地方の赤字路線である。これを機に路線の一部について廃線=バスによる代替輸送といった議論が本格化するのではないかと本気で心配していたから。