2011年10月2日日曜日

常陸秋そば栽培 (その4)

先月21日の台風で、白い花が咲き揃った常陸秋そばは、茎からすべてなぎ倒された。
あの日から10日あまり。
常陸秋そばの茎は(以前の状態に自ら直立できるほどの能力はないため)、依然として倒れたままではあるが、みな一様に途中から地面に垂直に茎を曲げ、天を目指している。
茎は倒れたままだが・・・
途中から見事に垂直立ちしている
おそらくは重力に逆らって芽が上に伸びるのと同じ理屈なのだろう。
不思議なものだ。
花の部分は、すべてがちゃんと以前の通りの状態で白い花を付けている。

花には実が付き始めている。
まだ薄い緑がかった白色ではあるが、姿はすっかり蕎麦の実の形である。

倒されたことは、このか細い植物にとっては相当なダメージであったろう。
途中から方向転換して生長させるのには、かなりのエネルギーを消耗したに違いない。
実の付き方への影響は避けられないのではないだろうか。

         

ところで、蕎麦の花の匂いとはどのようなものかご存知であろうか。
見ての通り、白く清楚で、可憐な花である。
種子を製粉して香り立つ蕎麦独特の香りも堪らない。
あるいは、蕎麦をすすり噛んだときに、口の中に漂い鼻腔に抜ける蕎麦の風味も、また格別なものだ。
きっと花の香りも素晴らしいに違いないと、普通は思う。

だが、その匂いは(・・この場合は『臭い』の字が適当だろう)というと、簡単に表現すると『肥やし』臭に近い。
ひとつ一つの花の臭いを嗅いでもあまり感じないのだが、全体では臭うから不思議である。
そば畑に入ると一瞬、犬の糞でもあるのかと思うほどなのだ。

思い過ごしかと不思議に思い、ネット検索するとやはり多数の方が同じような表現でこの蕎麦の花の臭いを表現されている。
どうやら思い過ごしではないようで安心した(感じ方に個人差は当然あるだろうが)。
お近くに蕎麦畑がある方は、いちどそばに鼻を近づけてみてはいかが。

         

茎は驚くほど赤い。
確か紅珊瑚とはこのような色ではなかったか。
緑の茎・白い花に映えて、この紅色は美しい。
見とれてしまった。
茎全体が紅色に染まっている

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