2023年1月31日火曜日

令和5年蜜蜂飼育届

今年度のミツバチ飼育届けを出した。


あまり力まず自然体で臨みたいと思う。とにかく入居・捕獲も、消滅・逃去も、我々の思うようにならない。例年通りやるべきことはしっかりやって、あとはミツバチ次第。人智を超えた自然の摂理というものなのだろう。

ということで今年の飼育最大計画蜂群数は「20」とした。これくらい年末に居着いていると良い。やはり管理が十分にでき、目が行き届く適正数というものがあると強く感じる。はちみつの品質管理もこの程度であれば十分に可能だ。飼育始めたころのように、やみくもに捕獲を増やし、飼育数を増加させハチミツ収穫増を目指す、というのは何か違和感を感じるようになった。小生の場合は、ミツバチ飼育は業ではけっしてない。

2023年1月22日日曜日

カワセミのいる風景

近くの溜池にはカワセミがよく姿を現す。何度か以前のブログで記したことがある。昨年7月にはよく観察できるようにと「止まり木」を池の中に立てておいた。


この溜池は水深が浅いため適度にエサを見つけやすいし、静かな環境なので気に入っているのだろう。クイナ、カモ、コサギの類もたくさん飛来する。

ここ最近は毎日のように、そして何度も、「止まり木」に羽を休めている瑠璃色が鮮やかなカワセミを確認している。生息数が増えているという訳でもないようだ。まだまだ希少性は高く、なんとなく出会えたことがうれしくなる野鳥だ。

ひとの姿を見つけると素早く飛び去るのでほんの一瞬の遭遇だ。残念なことにカメラを構える前にいなくなってしまうので、ここに載せられるような写真はない。こちらもいつ来るともわからないものをじっと待ち構えるほど暇でもない。

近くを通るたびに「いるかな?」とチラッと眺めるだけでも、たとえいなくても、ささやかな幸せを感じられる。たいそうなことは何もないが、こんなカサカサの何の変哲もない景色のなかにも幸せを感じさてくれる宝物がある。(おそらくほかの人にとってはただの池と枯れた葦の寂しい眺めでしかないので、ひとり心の中で感じ取っているだけだ。ブラス平穏無事という幸福。)


2023年1月17日火曜日

マヌカハニー

体に良いとされているハチミツだが、その中でも特に薬効著しいことで有名なものに「マヌカハニー」がある。マヌカという花からとれる。そのマヌカの苗木が今日届いた。街の園芸店ではまずお目にかかれないので、ネットで購入したものだ。




まだ小さな苗(小ポット苗12株、中ポット苗3株)だがつぼみがたくさん付いていて、すでに開花しているものある。これらをミツバチ巣箱もたくさん設置してある家の周囲に植える予定だ。

我が家のハチミツは二ホンミツバチによる百花蜜だ。今年から、採れるはちみつに「マヌカハニー」と同じ成分がわずかだが含まれることになる。

「玉川里山はちみつ」がさらにパワーアップする(予定だ)。

2023年1月1日日曜日

冬の色

冬の色というと、色彩心理的にはたいていのひとは冷たさ・寒さのイメージのために、雪の白やどんよりとした降雪の空のグレイ、あるいは透明感のある銀色などをイメージするのだろう。

ここ茨城北部で実際に毎日目にする冬の風景では、残念ながら白もグレイも銀もあまり縁がない。雪はあまり降ることはないし、氷もそんなに常時あるものでもない。霜が降りた日は真っ白になるが日が昇ればすぐに消えてしまう。周囲の里山は(この辺りでは)落葉樹が多く、葉っぱの落ちたソネ・コナラなどの木々が寒々と立っている風景が一般的だ。あまり目立つ色とてない、どちらかといえ濃淡ある茶色といった風景だろうか。空には冬の太平洋側の日常で澄んだ青空が毎日広がる。そういう意味では、冬によく目にする色彩は「薄茶」なのかもしれない。


だが、こんな環境で育ち日々野山を散策している身として、冬の色を挙げるとすれば「赤」だ。南天を代表としてクロガネモチ、ピラカンサ、ナナカマド、センリョウなどなど。里山の内部にも、名も知らぬ木にも赤い実をつけるものは多い。群生しているようなものではないので数はけして多くないが、いたるところで少しずつ確認できる。しかもこの赤い実はかなりの期間、目にすることができる。ひっそりとだが、チロチロと燃えているような赤い実たち。

名前がわからない小さな木だが可愛い赤い実をたくさん付けている

やがては鳥たちの格好の餌となることになる。それが子孫繁栄の生存戦略。いまがいちばん命が輝いている姿なのだろう。よって「赤」い実に愛おしく力強い生命力を感じてしまう。冬の色は断然、赤。