2018年10月24日水曜日

里山のクルミは豊作

我が家のクルミの落果は9月下旬から10月中旬がピーク。
昨年同様に良いクルミがたくさん収穫できた。


今年はミツバチの飼育群れが多いことから、『玉川里山はちみつ』となる蜜も大量に収穫できて、ストックされている。

全て自家産のHoneyNuts『くるみ&百花蜜』となって、販売店に並ぶ日はもう間もなくだ。

2018年10月19日金曜日

セイタカアワダチソウ花盛り

我が母校・玉川小学校は北隣の塩田小学校と統合して、いまは大宮北小学校となっていて、玉川小学校の場所に統合存続している。校舎の今風のコンクリート造り三階建ては統合前に建て替えられたものだが、かつての木造校舎で学んだ世代としては、白く小綺麗な姿を見るたびに少し切なくなる。だが廃校になっていないだけマシだとも思う。

校舎と校庭は車からも水郡線からも良く見える。

ちょうど半世紀前なるが、ここに通学していた頃は周囲の畑も田んぼもほぼ全てがしっかり耕作されており、手入れの行届いた綺麗な風景が広がっていた。だが現在は上の写真の通り、セイタカアワダチソウの一大群生地と化している。もはや何年も手が入っていない荒地だ。残念なことだが、このような風景にすっかり見慣れてしまっている。

おそらく日本各地の田舎はこのような風景がいたるところに広がっているはずだ。
進む高齢化、居住人口の減少、増える空き家。小中学校の廃校。荒れる田畑。
・・田舎は確実に衰退の一途を辿っている。それも加速度つけてだ。ここもけっして例外ではない。セイタカアワダチソウはそんな場所の象徴かもしれぬ。荒涼とした風景の花だ。

だが皮肉にもセイタカアワダチソウは、ミツバチにとっては冬に向かう時期の貴重な蜜源・花粉源だ。その点では有り難い花。蜂飼う者としての胸中は複雑である。

2018年10月15日月曜日

照田川探検

過日の台風24号の強風で、田んぼの片隅に設置してある小屋の屋根が吹き飛ばされた。
刈り取った稲束を掛けて乾かすための長い竿(長柄)と支える脚(オダ脚)を入れておく簡素な作りのもの。
台風が過ぎ去った後に吹き飛ばされているのを確認したものの、まだ終了していない稲刈りの残りと、そのあとに続く脱穀作業が忙しくそのままとなっていた。
これらの作業がやっと一段落したため、やっと再構築する作業に入った。
小屋の屋根トタンが4枚吹き飛ばされた
小屋の右側(後ろ側)が照田川だが、このあたりは雑草で覆われていて川の流れは良く見えない
その辺にあるのだろうと思っていたトタン板4枚と梁の材木が、付近を探しても見当たらない。考えられるのは、すぐ北側を流れる玉川の支流「照田川」に落ちて流されたこと。障害物が多い川なのでどうせ近くに引っかかっているのだろうと考えた。

というわけで、現場から下流に約200mほどの場所から川に降りて探し始めた。
この河川部分は改修がなされていない場所で、それに加えて両岸一帯は久しく手が入っていない人も近寄れぬほどの藪・藪・藪である。一段低い川床を歩いていて見える風景はちょっとしたジャングル探検のような感じ。両側から垂れ下がった藤蔓やり枯れ木がひどく侘しさを感じさせるが妙に楽しくもある。非日常の空間に身を置くとちょっとテンションが上がる。台風での増水のおかげか意外と枯れ木などのゴミは少ないようだ。
平常時の水量は少なくて、普通の長靴で十分だ
川底は平らで歩きやすい
それにしても両側から覆いかぶさる樹木がすごい
一番遠くの下流まで流されたトタン1枚は川に降りた場所近くでみつかったので、約200mは流されている。現場から100m下流でもう1枚。50m下流で梁の材木と一体になった2枚を発見。どうにか4枚全てのトタン板と梁を見つけて引き上げた。あの台風の雨ですごい濁流だったのだろう。よくもあま無事で・・。幸いに折れたり曲がったりしておらず、そのまま再利用できるものばかりだった。
あれこれ苦労しながらどうにか半日で屋根を復元した。

◆ ◆ ◆
まったく予定していなかった久しぶりの「照田川」川床探検。
以前のブログ(2013/6/23)にも記したが、この辺りの川床には50cmを超えるような大きな「珪化木」(けいかぼく=木の化石)が多数露出している。今回は目にすることは無かったが両岸の土中には瑪瑙も多数埋まっているはずだ。珍しいターコイズブルー色の砂利質の地層も見られる。
それに、約450年ほど前のころにこの地域を支配した佐竹氏の時代には、この一帯(玉川付近)で金が取れていた記録もある。今でもきっと砂金掬い専用の道具を使ってじっくり探せば、砂金が見つかるのかもしれない。
なにしろ河川改修されていない貴重な一帯であるから、いろんなものがそのまま残されている。
ちょっと歩くだけでも興味は尽きない野趣あふれるワンダーランドだ。
関心のある方はぜひいかが? ご案内しますよ。

2018年10月5日金曜日

スズメバチも受難のとき

9月中旬から10月下旬の時期はススメバチがとても多く飛ぶようになる。
ミツバチたちにとっては受難の時である。
巣の出入り口付近にへばりついて、ミツバチを捕食してしまう。スズメバチにとってはたいへん効率の良い場所であることは間違いない。たいへん頭は良いようだ。

できるだけミツバチが襲われる被害を少なくするために、巣箱の前にネズミ取り用の「粘着シート」を置いている。
バドミントンラケットでスズメバチを一匹を叩き落として、まだ動いているうちにシートに張り付ける。すると不思議なことに短時間のうちに次々とほかのスズメバチがシートに舞い降りて粘着地獄に落ちる。
1時間のうちにおよそ40匹ほどは掛かっただろうか。

ちょっと気持ち悪い眺めではあるが、嬉しくもある。ススメバチにとっても受難の時かもしれぬ。少しでも犠牲になるミツバチが減ればうれしい。
◆  ◆  ◆
脚に花粉を付けて巣箱に戻ってくるミツバチがいる。

オレンジ色の花粉が増えたように感じる。
秋の花、セイタカアワダチソウが開花し始めたので訪花しているからかもしれない。
この花が咲きだすと秋本番だ。