初めてのチャレンジであり、この地でどの程度受け入れられるのか不安を抱えながらのスタートであった。
そもそも販売を本業とした野菜栽培ではないし、栽培している季節の野菜の種類・収穫数量には限りも、波もあるため、当然ながら並べられる野菜や果樹にはかなりのバラツキがある。
安定して提供できる自信は、正直なところあまり無かったのが本音だ。
それでもなんとか続けてきてみると、うれしい誤算もあった。
ひとつは、野菜を並べる時間には、付近の方々(すべてオバアちゃんであるが)が近寄って来て、野菜を手に取り購入して行くこと。
雑談しながら聞くと、店に人がいる時にこのように話をしながら買うのがいい、とのことであった。
そういえば店仕舞いのときに、わざわざ出て来て買いに来るオバアちゃんもいた。
こういう形も有りかな、と思う。
ここにはこのような潜在ニーズがある。
信頼関係が成り立ちつつある、と感じる。
ふたつめは、ドロボー問題である。
この3ヶ月、我が無人野菜販売所では売り上げ金の不足は全くない。
全国各地でこのような無人野菜販売所が行われており、されている方のブログや関連HPを見ても、ドロボー問題が深刻な様子が伺える。
わが店舗でもある程度の損失は覚悟していただけに、ここに至るまで不一致はないということは、地域性もあるのだろうが素晴らしいことだと改めて思う。
ささやかな店舗で利益など当然ながらないが、我が家で育てた野菜が地元の方々にお役に立っていることに喜びを感じる。
今後も適度な距離感を保ちつつ、続けられたら良いと思う。
ハロウィンのお化けカボチャも『非売品』として並んでいる |
今週は、秋ナス、ギンナン・ハロウィンおもちゃカボチャ、サトイモなどがメインだ。
特にサトイモの売れ行きは好調だ。
オバちゃんたちは言う。
『ケンチン汁にはこれがないと駄目なんだよねぇ。ケンチン汁、おいしいよねぇ。今夜はケンチンにすっぺ』
茨城県人、特に年配者はとにかく『ケンチン汁』が大好きだ。
かく言うワタシも大好きだ。
熱々のケンチン汁に浸けて食べる冷たい蕎麦などは、絶品である。
来月11月12日〜13日は、隣の常陸太田市金砂郷で『常陸秋そばフェスティバル』が行われる。
毎年異様な興奮を見せる日本有数の新蕎麦祭りだ。
ここではいろいろな蕎麦が食せる。刺激を受けられる。新たな目標ができる。
今年もまた行ってみたい。
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