2018年7月31日火曜日

ヤブカラシ

ヤブカラシは「藪を枯らす」ほど繁殖力が強く、とても厄介な植物だ。
これは人間にとってはの話だが。

花の時期は今。
花はとても小さく、我々の肉眼ではただの小さな粒粒にしか見えない。
ミツバチたちにとってはとても魅力的な花らしく、たくさんのミツバチが訪花する。
美味しい蜜がたくさん出ているのだろう。
それにしても、どうやってこんな小さな花を広い山野の中から見つけるのだろうか。
不思議でしかたない。




2018年7月26日木曜日

逃去➡新居入居

実に気まぐれなニホンミツバチなのである。
何かしら気に入らないことがあると作りかけの巣を放棄してどこかへ逃げ去る。
その理由がなかなか想像できないからモヤモヤする。
夏の場合だと暑さはそのひとつの要因なのだが、暑さ対策は考えられる限りのことはしていると自負している。

でも何かが足りない・過剰なのだろう。今日も逃去した群れがいる。
一週間ほど前に住みついた群でまだ巣自体も小さい。何かが違ったのであろう。あるいは突発的に何かが起こったのだろう。

たまたま巣箱近くにいたので空を群れが舞う音に気付き観察できた。
どこか近くの木の幹に蜂球をつくるのか、飛び去るのかとハラハラしながら見ていた。

元巣の近くに置いてある空巣箱周辺に数匹が飛んでいるのを見つけ、そこで観察を継続。
そのあとはこのyoutubeのとおり。

手や顔にもバシバシ衝突してくるし、iPhoneにも当たるし、で群れの飛翔エネルギーのすごさを実感した。

動画撮影が途中で切れているのは、一匹の蜂が襟元からTシャツの中に入り込み慌ててその場を離れたため。

ものの五分で飛来・入居が完了した。

この暑いさなかに蜂球を採り込む作業の手間が省けてよかったといえばよかった。

2018年7月21日土曜日

ヤマユリ

ユリの王様・ヤマユリがたくさん山に咲いている。
開花も早いようだ。
例年であれば8月半ばのお盆の頃か。
1本の茎にいくつもの大きな花が付いて、複数が一度に咲く。
他の雑草からピョンと茎が飛び出して咲く様は、圧倒的な存在感があって壮麗だ。

咽かえるような独特の強い匂いもこの花の特徴。盛夏の匂いだと脳には刷り込まれている。そして、雄しべの橙色の花粉って、衣類につくとなかなか落ちないんだよなぁ。。

ユリ根はイノシシの好物なので、掘り起こされて食べられてしまうことも多い。
こうやってきれいに咲いているのは、イノシシ被害に合わずに済んだラッキーなヤマユリだ。

この写真のヤマユリの奥、アカマツの木の下が、先日入居したミツバチの巣箱が置いてある場所。こんな山の中腹で、藪だらけで見に行くのも一苦労な場所である。
元気な群れが活動しているのを汗をかきながら見に行くのだが、まったく苦に感じないから不思議である。

2018年7月17日火曜日

(東京在住の)友人からの嬉しい報

ミツバチに熱を入れ出してから7年経つ。
この間に幾多の人にその面白さを説いてきた。
東京在住の旧知の友、A君もそのうちの一人だ。
4年ほど前になるが、小生のあまりの趣味養蜂の勧めに根負けして、庭に巣箱を置くことを渋々了承。住宅街にある一戸建住宅の庭に設置してくれている。
巣箱は我が家の空き巣箱の中から一台を宅配便で送ってやった。
A君の家は東京と言っても23区外で幾分かは周囲に自然が残る地域である。
ネットでA君の地域の隣町でミツバチを飼っている人の情報も確認している。環境的にも捕獲可能性は十分にあると踏んでの強いお勧めであった。
以来4回の分蜂シーズンを迎えたもののミツバチは入居することもなく時は過ぎた。今年も既に7月中旬になり、今シーズン入居は既に諦めたも同然であった。
◆ ◆ ◆ ◆
ところがである。
昨日、A君からやや興奮気味に電話でミツバチ入居の報が入った。
2~3日前から出入りが確認できていたらしく、やっと巣箱の窓から恐る恐るのぞき込んで、夥しいミツバチの塊りと白い巣を確認したとのことだ。

祝福とともに、これからの注意点を伝えた。それに役所への飼育届の提出を忘れずにとも。
これから彼の豊かなミツバチライフが始まるはずである。万歳。。

2018年7月16日月曜日

丸洞型巣箱にご入居いただけた

我が自家山林に設置してある、杉丸太をくり抜いて作った丸洞型巣箱。
過去2年は空振りであったが、今年入居しているのを発見。数日前に入ったらしい。
 Youtube  丸洞型巣箱にニホンミツバチが入居

期待していなかっただけにウレシさは半端ない。
今日のこのくそ暑さを忘れるほどの喜びである。
これでまた捕獲記録を更新した。


今年は7月になってから入居するという現象が続いていて、今までにないパターンに少々戸惑っている。だいぶ出遅れているので冬を越せるだけの巣作りと蜜の貯め込みができるのかどうかも懸念される。
大事に見守ってゆくしかない。

2018年7月15日日曜日

気まぐれなリョウブ

我が家の山には『リョウブ』の木がたくさんあって、いま花を付けている。
枝先にいくつもの花穂が付き、それぞれの花穂に梅に似た白くて小さな花がたくさん開く。
ほぼ緑一色の深山にあって、普段は地味で目立たないこの木が遠くから一目でわかる。

この花はミツバチをはじめ多数の昆虫が群がることで有名だ。美味しい蜜がたくさん出る樹でもある。
たくさんの虫が群がり蜜を貪る様子は、あたかも昆虫たちのレストランのようとも言われる。ただ、モノの本によれば「ほとんど蜜がとれない年が続き、5年または10年に一度ドカッと蜜をだす」・・とある。どうやらかなり気まぐれな木らしい。
今年はどうなのだろうか。残念ながら昆虫が群がっているようには見えない。
ウメモドキや栗、アオハダのように花期の樹下に立つとうるさいぐらいの羽音が聞こえない。おそらく蜜の出ない年なのだろう。

斯様に、花は毎年同じように咲くけれども蜜の出方が極端に変化するのだから、このあたりを活動場所にしているニホンミツバチが集める百花蜜は、味・色が少しずつ違うのも当たり前だ。
わが家の『玉川里山はちみつ』は、その年開花した花の組合せ結果である。
今年の蜜はどんな風味になっているだろうか。開けてみてのお楽しみである。

2018年7月11日水曜日

2018年ミツバチ捕獲成果

今年のニホンミツバチ捕獲成果について。
◆ ◆ ◆ ◆
本日(7/11)現在、入居中の巣箱数は20箱。
今年4月のスタート時点は、入居巣箱(昨年夏からの越冬群)が7箱。
なので単純に言えば今年に13箱も増えた計算になる(新規捕獲数は実際は17だが、4群逃げられてしまっている。つまり、7+17-4=20)。
これは過去最高の数。なんとも素晴らしい結果となった。
詳細な分析はこれからだが、今年初めて試した『Plein soleilⅠ型』(太陽光熱による単純な蜜蝋融解装置)設置との因果関係は多分にあるかもしれぬ。

当地は分蜂群の捕獲は4月中旬~5月末辺りまでがピークで、7月になって新たに巣箱に入居する群は極めて稀だ。どこかの巣箱から逃げてきた群れがごくごくたまに入居する程度だ。ところが今年は7月になってから3群も入居してくれて、棲み付いてくれている。驚いている。『Plein soleilⅠ型』は置きっぱなしであるので、晴れた日は今も蜜蝋の匂いを発散させている。これもこの時期に巣を探している群れを引き寄せている一因であるかもしれない。
これはこれで嬉しいことなのだが、正直なところ何かしら例年とは違った感じがして仕方ない。これも異常気象現象のひとつなのかなぁ・・と。
◆ ◆ ◆ ◆
20群もいると、蜂数も多くて元気良い群れもある一方、いつ消滅しても不思議でない弱々しい群もあったりで、それぞれ。
数日おきにこれら入居中巣箱の点検をして回っている。
巣箱の内部状況や出入りする蜂たちの動きを見て、巣箱追加(空の巣箱を下に追加して巣が伸びる空間を確保してやる)をしたり、西日除けのスダレを掛けたりと、あれこれ世話を焼いている。

元気の良い群れの数箱は、今月下旬から順次採蜜ができそうだ。
皆さまも参加できる採蜜体験会を開く予定でいる。乞うご期待。

2018年7月9日月曜日

ミソハギ

例年より一月以上も早く、ミツバチの大好きなミソハギが咲き出した。

今年は6月から30℃を超える暑さが続いたせいだろう。
我が家のミツバチたちもさっそくこの明るいムラサキのカワイイ花を見つけ、次々と訪花している。
このあと8月末ごろまで順々に開花して、緑の風景に鮮やかな彩りを添えてくれる。
花が少なくなる時期でもあり、ミツバチにとっては有り難い花だ。
そのうえ私たちの目も楽しませてくれる。
繁殖力は強くてどんどん広がって群生する植物だ。
花の開花時期がちょうど良い時期であるし、しかも咲いている期間が長い。
なんともウレシイ・ステキな花だ。