2017年1月27日金曜日

2017年度 味噌づくり(作業編) ~ 『玉川里山味噌 Premium』

今日は味噌炊きの一日。
一昨日から水に浸しておいた自家産大豆(・・敢えて言うと『遺伝子組み換えではない』)を、伝家の「一斗炊き大釜」で朝から昼までかかって煮た。
当然、屋外の竈での作業である。薪も十分な量の備蓄がある。

麹屋に依頼しておいた生米麹(5升分)も午前中に予定通り届いた。
さっそく塩を混ぜ合わせ、豆の煮あがりを待った。
生の米麹
まだほんのりと温かく、麹のいい香りが漂う

にがりを含んだ国産の本塩を使用した
昼からは、煮あがった豆を強度のあるビニール袋(=もみ殻袋)に入れ、塩麹と混ぜつつひたすら豆を潰す作業。袋の上に乗って踏んづけたり、ビール瓶で熨したり叩いたり、手でこねたり。
ずっと昔の味噌づくりは、もっと大量だったので、臼に入れて杵で突いて潰したものだ。
我が家の手作り味噌は大豆粒の形を程よく残した味噌である。
大豆粒が残る味噌は美味いという信念がある
最後の仕上げは、ボール状に丸めて樽(に敷いたビニール袋の中)に投げ入れる作業。

あとはビニールを密閉し、重しを乗せ、樽を暗所へ設置して終了となった。
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今年の新たな試しみは『はちみつ入り味噌』である。
味噌の素を5キロほど別の樽にとりわけ、自家産の『玉川里山はちみつ』200gを混ぜ合わせた。
玉川里山はちみつを入れてみる

たっぷりと加えて混ぜ込んだ
厳選した自家生産素材を惜しげもなく使った何とも贅沢な逸品であろう。
『玉川里山味噌 Premium』とでも名付けたいほどのスペシャル味噌である。
さてさてどんな味に出来上がるだろうか。楽しみにして、じっと発酵の期間を待ちたいと思う。

※ 今年も夏~秋にかけてはちみつ採集会を数回実施予定でいる。
ご参加の方には、このはちみつ入り味噌を(少しだが)お土産としてお持ち帰り頂く予定だ。
乞う、ご期待。

2017年1月24日火曜日

2017年度 味噌づくり(準備編)

今年もまた自家製の手作り味噌を作ることに。

一昨年醸造した味噌は、自家消費して味わっているのはもちろんだが、いろんな方にもお配りしている。昨年のはちみつ採集会にわざわざお出でくださった方へ、お土産として少量だが差し上げた。手軽に使えるプレゼントとしてたいへん重宝である。
      ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
昨年の我が家の大豆は出来が芳しくなかった。収穫量も僅かだったし、採れた粒も不揃いであり、虫食いもたいそう多かった。この大豆を味噌の原料とする訳だが、あまりにも情けない粒々(次の写真)なので、このような量を手のひらに乗せて一粒ずつ選別することに。
時間はかかったが、暖かな日差しを背に受けつつのんびりと作業して、原料7キロの大豆を分別した。
昨年秋の収穫した大豆は不作。
粒の大きさは不揃いだし割れているのも多数。
小石や土の粒も混じっているので、いずれにしてもある程度の選別は必要だ。

どうにかこの状態まで選別した
味噌原料の米麹も予約してある。天然塩も調達してきた。豆に十分に水を含ませるため木曜日から水に浸すつもりだ。週末に「伝家の大釜」で煮る予定にしている。
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余談だが、今回の味噌づくりでは『はちみつ入り味噌』を試しに少量作ってみる。
出来上がった味噌にはちみつを混ぜたいわゆる『はちみつ味噌』ではなく、仕込む段階からはちみつを混ぜ込んで発酵させるもの。
これは「はちみつマイスター協会」のHPで紹介していたので、前から気になっていた。仕上がりの味は格別とのこと。
楽しみ。

2017年1月11日水曜日

平成29年度蜜蜂飼育届

今年の【蜜蜂飼育届】を県北農林事務所(常陸太田市にある合同庁舎内)に提出してきた。
飼育予定数は控えめの20である。


昨年の捕獲数は多く、軽く20を超えたのだが、逃避した群れも多かったうえに最後になって冬の寒さに耐えられず絶滅してしまった群れもあったりした。結果、年を越せたのは2群だけというトホホな成績。
つくづくニホンミツバチの飼育は難しいと感じる。

本年度は、年末時点で最低でも10群は残っているようにしたいと思う。
逃避はどんなに工夫しても全部は防げないという前提で、一定比率が逃げても10群は残るようにするためにとにかく捕獲総数を増やすことに注力することにする。

昨年末までに新たに巣箱は22箱を既に作成済みだ。これで待受け箱と巣箱を併せると約80箱になり、玉川の流域を中心にした里山に手厚く配置できる予定だ。
ミツバチ飼育の認知度がアップしたためか、巣箱の置き場所を自薦・他薦していただける方も増えた。今年は設置場所の選定・交渉がたいそう楽だ。ここまでくると恐らくは仲間も増えることだろう。
そうなれば、はちみつ生産を含めた蜜蜂飼育活動は新たなステージにはいる。

2017年1月10日火曜日

春まだ遠きだが

週末、寒波がやってくるとの予報が出ている。
ここしばらく晴れて暖かかった日が続いたのことのほうが気象統計的には特異なのだろう。

昔の記憶は、いまよりずっと寒くて、この週末にやってくるという寒波のような日ばかりだった。
昭和四十年代までは谷津の奥にある山陰のため池は良好な天然スケートリンクとなって、(小学生の高学年の時の)冬休みは毎日滑って遊んだものだ。
だが、いまではため池が凍って一日氷が溶けないでいる日などはまず無い。
あの頃の記憶に残る寒さは、はるか昔の話となってしまった感がある。当地で温暖化を実感する現象だ。

まだまだ寒い日が続くとはいえ、早咲きの梅や蝋梅は蕾が膨らんで、まもなく開花するところまで来ている。「春まだ遠き」ではあるが、着実に春は近づいていることも実感する当地である。


(※ミツバチにとっても花が無く寒い冬を凌いでいる厳しい季節。だがあと少しの辛抱で「夢の楽園」がここに出現する。)