2024年4月21日日曜日

キツツキの穴

山中でキツツキがあけたと思われる穴をみつけた。ヤマザクラの根元から70センチほどの高さ。太い樹の幹部分に直径5センチほどの穴があいている。内部は暗くてよく見えないものの結構広い空洞になっている。(キツツキは部類上の科の名で、クマゲラとかコゲラなどのグループ名。この穴はどの鳥の穴かはわからない。)

ここ2~3日の間に作られたようだ。繫殖期は5月から6月とのことだからまさにこれからが産卵の時期にあたる。

穴の下には大量の木くずが散乱している。木くずの一つ一つは長さ4~5センチで鉛筆ほどの太さがある。これだけのものを短期間に削りとるのは身体の小さな野鳥としては大変な作業にちがいない。あのハンマーを打つような連続した打刻音を響かせて強烈に口ばしをたたきつけるのだから、首や頭がどうにかなってしまいそうな気もする。脳震とうなど起こさないのかしらん(まあ、大丈夫であるからこそこうやって彼らの種が生存し続けているのだろう)。営巣・産卵のため=種の存続のためとはいえ、大変な苦労であることは間違いない。





森の中を散策しながら出会ったちょっとした新鮮で感動的な場面だった。里山には感動と驚きが詰まっている。

2024年4月18日木曜日

ヤマツツジ

ソメイヨシノは盛りを過ぎ、すっかり葉桜になりつつある。
ヤマザクラは時期が少し遅い種類のものがいま満開だ。
周囲の山々は新緑の淡く柔らかい緑色に包まれて、一年を通していちばん生命のエネルギーと輝きに溢れている。この美しい里山の風景にココロが洗われる。


白やピンクの木々の花が彩りの主役を降りつつあり、代わってオレンジ色・朱色のヤマツツジが咲き出した。毎日眺めている山の色が日々変化している。
ひと口にオレンジや朱色と言っても木々により花びらに驚くほど濃淡があるから不思議だ。眺めていて楽しい。

ニホンミツバチの分蜂群の捕獲も本格化。いよいよ忙しくなってきた。

2024年4月11日木曜日

間近に見たGV-E197系 196系

先日、貨物列車を牽引する新しい機関車が玉川村駅に停車する場面に遭遇した。行き違い列車との交換のために暫く停車したものだ。

採石を満載したピカピカのGV-E196系4両を挟んで先頭車両と最後尾車両にGV-E197系 。





間近に見るとまさに圧巻。改良されたという採石の投下口もじっくり観察できた良い機会だった。

本格運用が始まったようだが、運行日や運行時刻は不定期のようだ。鉄道マニア、撮り鉄が群がる日も来るのだろう。菜の花越しの勇姿は絵になる。

youtube =>  玉川村駅に停車するGV-196  197

(違う路線だが)NHKニュースでもhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20240410/k10014417511000.html


2024年4月8日月曜日

20240408 桜花下遊行

 まだ満開ではないものの、咲き揃うサクラの下を歩くのは楽しいものだ。

       youtube  => 20240408 桜花下遊行

2024年4月7日日曜日

一年でいちばん華やか

今日の里山の彩である。




一年でいちばん華やかで賑やか。蜜を吸うのに野鳥たちも忙しい。

ソメイヨシノはやっと三分から五分咲きといったところ。今週半ばが満開だろう。

2024年4月2日火曜日

GV-E197系 196系 が走る

少し前に記した「赤いディーゼル機関車引退」。今日の午前中の貨物列車下りが、あの広報されていた新型機関車GV-197系と採石運搬車GV-196系だった。

菜の花が咲く中、颯爽と走り抜けて行った。

新しい車両はボディの色が銀色でメタリックな感じが際立っていて、新鮮な感じがする。
水郡線も赤字区間がどうとかこうとかいわれて残念なところもあるが、こうやって新しい風が吹き込むのは嬉しい。新たな西金工臨の誕生だ。

2024年3月31日日曜日

今日の水郡線風っこ号

 春の臨時列車「風っこ号」が運行されている。玉川村駅を11時30分頃に下り列車が通過する。


暖かく天気にも恵まれて満席のようだ。開け放された車窓(というか窓が無い)から吹き込む春風はさぞや爽快感溢れて心地よいものだろう。

ここ数年はちょうどいまがサクラが満開で眺める景色も最高なのだが、今年はやっとほんの少しだけ咲き始めたばかり。列車から眺めても花が付いているのは到底わかるまい。

来週末がいちばんの見ごろになる。

サクラ開花を当てにしたイベント・ビジネスはなかなか難しいものだ。この風っこ号から久慈川沿いのサクラを眺めるイベントも今年は肩透かし。昨夜実施された市内久慈川辰ノ口での花火大会も見るべきサクラが無い中での実施だったようだ。

期待してきた花が無いのは気持ち的には少々残念ではあるが、春の訪れをこのようにして皆で楽しみココロ踊る気分になる(なれるほど平和である)ことは幸せなことだ。普段気が付かないだけ。天下泰平。春風駘蕩。

世界にはこの瞬間にも戦争で死の恐怖や飢餓に怯え今日一日の生命を繋ぐだけで精一杯の人々がいる。我が国でも被災して大変な思い・生活を余儀なくされてる方もまだまだ多い。ということも頭の片隅に置きつつ身の幸せに感謝して春を楽しむことにしよう。

2024年3月30日土曜日

サクラ開花はあと少し

我が家のサクラのツボミ状況。
陽光桜は枝先に数輪開花。ソメイヨシノはツボミがピンク色になってきたもののまだ開花には至っていない。

だが、いずれの樹も今日明日の暖かさでツボミが急速に膨らんで、あと2〜3日くらいにのうちに開花するのだろう。
樹下にはひと足早く菜の花が満開になっている。ミツバチの羽音が至る所から聞こえてくる。

間もなくこの景色は、菜の花の黄色とサクラの薄いピンクと真っ青な青空の春の絵となる。

2024年3月23日土曜日

赤いディーゼル機関車DE10 完全引退らしい

小さい頃から馴染んできた赤いディーゼル機関車。水郡線で貨物列車を引っ張る赤いディーゼル車がいよいよ完全に引退するらしい。そんなニュースに接した。https://www.jreast.co.jp/press/2023/mito/20240315_mt03.pdf

関東一円の線路のレール下に敷設されている採石は、大半は西金駅に隣接した採石場から掘り出され、専用の車輌に積載し運ばれていったものとのことだ。最近は採石列車はほとんど見ることがなくなったが、かつてはこの赤いディーゼル機関車が十数両も連結した採石列車を力強く引っ張っていたものだ。子供の頃、その勇姿は実にかっこよくみえた(今は別な意味でアメージングだ)。赤いDE10と採石を積んだ黒いホキ800の採石列車は西金工臨としてコアのファンは多い。急峻な山々と久慈川・鉄橋との組み合わせはフォトジェニックだ。

そう言えば、昭和50年代までは朝夕の通勤通学の長い客車はこの赤いディーゼル機関車が牽引していたので、年配の方は馴染みがあるはずだ。

SL蒸気機関車が輸送の主役の座を降りたようにこれも時代の流れで抗えないのだろう。無くなると聞くと寂しくなり残して欲しいとさえ思う。ワガママなものだ。

2024年3月17日日曜日

カラフル巣箱

いままでにない色彩の重箱巣箱を置いてみた。青、黄、黄緑、赤。観察用ののぞき窓は丸型にしてある。なんともカラフルで可愛い。最下段の巣門部分は丸洞だ。


先日ホームセンターで巣箱用の杉板を購入したのだが、いつもの板より幅のサイズが3センチ小さいモノを間違えて購入してしまった(正しくは24センチだ)。

ホームセンターで均一に切断してもらった(毎回一段の箱の高さサイズ14センチに切断をお願いしている)のだが、帰宅してから小さいのに気づいた。やはり思いつきで買うのではなく、計画的にきちんとメモして買いにいくべきだった。少し脳の認知機能、記憶機能が劣化しているようだから余計にだ。

切断料を払ってカットまでした板を無駄にしたくないので、敢えてこのまま小さい巣箱を作って設置したものだ。どうせこれ一台限定。なので少しお遊びココロを出して、いままでにない各段カラフルな色にしてみた。こんな見た目も華やかな巣箱が置いてあるだけで楽しい。ミツバチが入居してくれたらもっと嬉しい。

2024年3月8日金曜日

春の雪


3月8日。ふたたびの降雪となった茨城北部。やはり寒い。

こう寒暖差が大きいと、われわれもだが動植物は大変だ。膨らんできた花のつはキュッと引き締まり、生き物たちはじっとして雪をやり過ごしている。小生はビニールハウス内にこもって、雪景色を見ながらコーヒーを片手にブログ更新をしている。

ビニールハウス内の薪ストーブは今日も大活躍している。ほんわか暖かい室内は別世界だ。至福。

ストーブ壁面の温度計は400度を示している

この寒々とした山の雪景色も、あと半月もすると色とりどりの春の花で覆われ様子が一変する。待ち遠しい。


2024年3月7日木曜日

河津桜 間もなく

ひと足早く開花する「河津桜」が毎年この時期にニュースになる。梅もほぼ同時期に咲いているのだが、やはりサクラの開花と言うのは日本人のココロを揺さぶる特別な存在のようだ。出掛ける人の数も違っている。

伊豆地方をはじめ、比較的温暖な地方の河津桜はすでに開花しているが、いよいよ当地でも河津桜のツボミが膨らんできて、あと数日後には2、3輪開花しそうな状態になった。

この分では、墓の参道傍にあるこの木は彼岸の頃にはちょうど見ごろになり、墓参りの方々の目を(そして此処に眠るご先祖さまたちも)楽しませることだろう。

一方、一番多く植えられているソメイヨシノはまだまだ硬いツボミで、開花はもう少し先だ。とはいえ、この暖冬なので今月中には満開もありえる。

季節の巡りは早い。


2024年3月3日日曜日

温んだ田んぼの水たまりには

三月になったとはいえ風はまだまだ冷たい。
日中はたっぷりの日差しが降り注ぎ、少しだけ温んできた田んぼの水たまりには、早くもカエルの卵が産みつけられている。大気温の微妙な変化に敏感な自然の生き物たちだ。親カエルの姿こそは見えないけれど懸命に生きている証だ。

一方で、これだけたくさん産み付けられていても(悲しいかな)ほとんどが野鳥の餌食となる、という現実もある。
・・・与えられた命を懸命に次世代へとつなぐ、彼らの生の営みがただただ愛おしい。

2024年2月23日金曜日

雪中梅

ふたたびの積雪。

満開の梅にも雪。


咲き始めた菜の花にも雪

ミツバチたちは巣篭もり。



2024年2月20日火曜日

残念蜜でも糖度は十分

群れが居なくなった巣箱から取った蜜。
蓋がけされた巣の部分を選んだからだろう、垂れ落ちた蜜の糖度を計測したところ80度だった。「はちみつ」として十分な糖度であることが分かった。


昨年秋までに採取した蜜がちょうど底をつき、端境期に入ったところであるので、商品の追加が出来る。

今日(2/20)は気温がぐんぐん上がり、春本番を感じさせるくらいに暖かい。ミツバチたちも活動を活発化させている。

いよいよ今年のミツバチシーズンが到来した。ワクワク。

2024年2月17日土曜日

残念な採蜜

先日、春一番の強風が吹き荒れた。ミツバチ巣箱のトタン屋根を吹き飛ばしているのではないか。そんな心配もあって2週間ぶりに巣箱を点検して回った。
やはり心配は的中し、屋根がずれていたのがひとつ、完全に屋根が外れて10mほど離れた場所に落ちていたものがひとつ。
ずれていた巣箱は空のもので実害は無しだが、屋根が飛ばされていたものは営巣中の巣箱だ。
だが、むき出しになった天井板から元気よくミツバチが出入りしているのを見て一安心した。少しくらいの雨が降ろうが、何事もなかったように平然と営巣活動している。彼らのたくましい生命力、生存本能とは大したものだ。

一方でミツバチの出入りがない巣箱が5つもあった。前回見回った時には元気な群れであったのだが残念な事態になっていた。蜜をたくさん残したままいなくなっている。巣の隙間に何匹ものハチが寄り添うように固まり死んでいる箱もあった。

死滅の原因は分からぬがとにかくこれらの巣箱を撤収し、新しい空の巣箱に入れ替えねばならぬ。

引き上げた巣箱はいずれもずっしりと重たく、蜜がたっぷりとため込まれている。



決して嬉しくない残念な採蜜作業を始めねばならない。
これで採れた蜜は本来の採取時期が来る前の、糖度が足りていないであろう蜜なので「はちみつ」としては販売できないが煮込むのには使える。ジャム製造時の材料としよう。

あまりにきれいな巣に貯まった蜜なので、小片に切り分け、巣蜜として試食してもらうことに。事情を話してはちみつのリピーターさんたちにお分けした。

透明PETコップの中の巣蜜はちみつは、春を思わせる陽差しにすこしだけ悲しく光って見えた。

2024年2月11日日曜日

大子町・ミチルベーカリーで沼落ち

ミチルベーカリーさんは大子町にある小さなパン屋さん。お店は洒落た二階建ての建物。以前は時計屋だったという民家を改装して2年前にオープンしたとのことだ。
一階の店舗は、狭いながら素材にこだわった各種パンがたくさん並び、パンの香ばしい匂いに満ちている。オーナーさんの想いが詰まった、なんともオシャレで素敵な空間になっている。

ミチルベーカリーHP

今月から、オーナーさんのご厚意でお店に【玉川里山はちみつ]を並べていただけることになった。(以下の写真は当方のSNS掲載のためにオーナさんが撮影して送って下ったもの。多謝)


思うに、生はちみつの本来の良さを味わうには、シンプルに、程よくトーストしたパンにバターを薄く塗って贅沢にはちみつを回して食するのが一番だ。人によって嗜好の違いは多少あってもこの味は多くの人の賛同は得られるはずだ。

味わいのメインである深い甘みはもちろん、はちみつの持つ独特の香りが口中に広がる。嚙み進めると香りは鼻腔へとさらに広がり、もう留まることを知らない。
・・・かように舌と鼻とでたっぷりと贅沢な美味しさを楽しめるのである。
この味と香りが脳にしっかりと(ガツンと)刻まれて、【沼落ち】してゆく。

小難しく言えば、脳の報酬系回路がいたく刺激される → 幸せホルモンのドーパミンが大量に分泌される → 幸福感に満たされる=快感が得られる・感じてしまう → 快感追求の継続と反復がなされる=常習癖がついてしまう、のである。
玉川里山はちみつが【罪つくりなはちみつ】と呼ばれている所以だ。

ミチルベーカリーさんでは、このはちみつをパンと共に店内試食が可能とのことである(詳しくはお店でご確認ください)。
なんと嬉しいサービスの提供なのだろう。

大子町で、ホンモノ・良い素材同士のコラボレーション。ぜひお試しあれ。そしてズルズルと沼って欲しい。

これは【くるみ&百花蜜】
ローストしたクルミをはちみつに漬けたハニーナッツ
沼らぬわけがない ・・Orz

2024年1月31日水曜日

スローライフ

薪ストーブに載せた薬缶からの湯気がほんわりとした心地よい空間を作り出している。静かなこの空間に時折り爆ぜる薪の音と湯の沸騰する音がアクセントになる。


そとは寒い。温かいコーヒーをひと口飲んで屋外の作業へ。

昨年末から進めている雑木林の伐採。やっと倒した樹木の運び出しに見通しがついた。これらの木々も来年の今頃には薪ストーブで活躍しているはずだ。


山が程よく手入れされ(眺めても良し)、燃料も十分すぎるほど確保できる。しかも身体も使っての作業で健康になる。いいとこ取りの生活。

里山のスローライフ。アメージング!

2024年1月29日月曜日

梅開花

だいぶ日が延びてきた。陽差しも強くなってきた。こないだまで17時の夕焼けチャイムは夕闇の中で聴こえていたが、いまでは明るさが十分に残っていてまだ野外で作業している時分だ。

早咲き品種の白梅はツボミが一気に膨らみ、開花が始まった。ミツバチたちはこのわずかな数の開花した梅の花も見つけて訪花するはずだ。彼等が待ち続けた「花いっぱい」の季節は間もなくだ。

ミツバチでなくとも、寒さから解放されて野山が「 花いっぱい」になる季節は何かしら嬉しいものだ。
そうこうしているうちに2月は目前に迫っている。分蜂群の捕獲準備を急がねばならない。

2024年1月23日火曜日

ささの湯考

常陸大宮市が誕生して今年10月で20年経つ。市では市制施行20周年の機運醸成のプレ事業として、市内にある温泉・温浴施設の無料「利用券」を市民一人あたり2枚配布してくれた。


「ささの湯」は一番近くにあることもあって普段でもしばしば利用している。特に寒くて体が芯から冷えてしまった時などは、サウナに入って心身をリセットしている。とても有難い存在だ。とくに夕方4時過ぎると入浴料が安くなるので、近隣のリピーターでたいそう混みあう(かくいう小生も、割引価格となるその時間帯を待って出かけている一人ではある)。この利用券のおかげであろう、今日も大変混みあっている。

♨ ♨ ♨ ♨ ♨

屋外にある半露天風呂は開放的で眺めも良い。眼下を流れる緒川のせせらぎの音や小鳥のさえずりを聞きつつ湯に浸かる。外気の冷気が火照った体にはとても心地よい。視・聴・触・嗅で楽しめる。自宅風呂ではけっして味わえない爽快な気分だ。
願わくばこのシチュエーションで、わずかにでも硫黄の匂いがしたり湯の花が浮いていたりすると最高だが、それは望みすぎ。ここの湯は「温泉」の定義に該当していないので、沸かし湯の単なる風呂=入浴施設でしかない。ではあるが名湯(たとえば秋田県にある有名な乳頭温泉のような白く濁ったお湯で硫黄の匂いに満ち溢れる露天風呂)に浸かっているのだと妄想しつつ目を瞑って雑念を払いのけるとここも立派な温泉になる。

屋内のいくつかある大きな湯舟は社交の場でもある。知り合い同士が楽しそうに会話している姿もよく見かける。ロビーの休憩コーナーもしかり。畳敷き大広間のレストランのテーブル席もしかり。いたるところで「いやっ、ど~も」とか「かえってど~も」とかのイバ弁が飛び交っている。幼子たちは畳を走り回って転んで騒いでいる。でもこれも大丈夫。だれも嫌な顔などしない。ここに集いし者は皆寛容な心を持ち合わせていて、(ここはみんなが安心して寛げる場所だという)おなじ価値観を共有する仲間だ(と思う)。ここではすべてが平等で上下も肩書も男女も関係がない。「お湯」は人の心まで温めてくれる。

そしてこの幼子たち、少年少女たち。父母・祖父母に連れてこられ、共に湯に浸かりレストランで車座になって食べた食事など楽しい記憶・思い出は彼らのココロにずっと残り続け、素敵な財産となることだろう。たとえ将来、学業や就職、結婚で常陸大宮市を離れることがあってもだ。

遠くにある有名な温泉もそれはそれでよい。だが近隣にこんなワンダーランド・アミューズメントスパがある。ささの湯に薬効はなくとも、地元の老若男女・善男善女のココロを解きほぐしコミュニケーションを活発にし、明日への力をふつふつと湧きあがらせる不思議な力がたっぷりとある。

2024年1月14日日曜日

泥さらい事情

谷津にある田んぼの周濠は定期的に泥を取り除かないと水路機能が失われてしまうため、維持管理が大変だ。

自然な土砂の堆積だけであれば2、3年に一度でいいが、年末にイノシシに畦を破壊されて溝が埋まるという非常事態が発生したため急ぎ泥さらいを行なった。

小さな四角の谷津田ではあるが周囲100mはある。うち3辺に水路が回っている。このほとんどがイノシシ被害に遭っているため、全てを人力だけではとても無理だ。

幸いに我が家にはユンボ(バックホー)があるので、さっそく出動させた。心配した田んぼのぬかるみもそれほどでもなく、無事田んぼに入れて一時間ほどで泥を掬い上げた。とはいえ、細部をキレイに整えるのはスコップで人力に頼らざるを得ない。これだけでも大作業だ。





いい運動になる。腰の痛みを気にしながら泥を盛ったスコップを持ち上げる。寒い中、身体は汗ばんでくる。汗を拭いながら見上げる山々の上には真っ青な冬空 。季節の野鳥ジョウビタキが近寄ってきて可愛い囀りを聴かせて励ましてくれる。泥の匂い。冷たい空気。

今日も里山は穏やかだ。

2024年1月8日月曜日

凍星 オリオン

オリオン座が東の空に昇ってきた。冴ゆる空にひときわ明るく光る四つの星の四角とその中に斜めに並ぶ三ツ星。容易に見つけられる馴染みのある冬の代表的な星座だ。(下の写真では肉眼で見える以上の星が写りこんでいるためちょっとわかりにくくなっているが、すぐに見つけられる)
正にこれぞ凍星。

今日は北風が強く吹いていた上に、月が出ていない夜なので空が澄み渡り星がとてもキレイに見える。天の川(銀河)もしっかりと流れているのが確認できる。都会の空では決して見られない(であろう)素晴らしい夜空。茨城北部の夜空、甚だ佳き哉。


iPhoneのナイトモードでここまで撮れる
素晴らしき哉

古代ギリシャ神話ではかように壮大なイメージ。  

星になったオーリーオーン。良き哉。

2024年1月5日金曜日

令和6年(甲辰=きのえたつ) 蜜蜂飼育届

今年も「蜜蜂飼育届」提出時期が来た。

今年は例年よりも越冬群れが多いので、飼育予定最大計画蜂群数を少しだけ多めにして県北農林事務所に届出書を郵送した。毎回かなり楽観的な捕獲見込み数を書いている。自然相手のことなのでその通りになることはけっしてないが、いわばシーズン初めの気合みたいなものだ。控え目の計画ではあまり分蜂群捕獲が見込めないような気がしている。おそらく届を出す日本全国の二ホンミツバチ愛好家の方々も似たようなものだろうと思う。

年初から大地震やら航空機事故が発生して只ならぬ新年スタートとなったが、(養蜂家・愛好家の皆さんがミツバチの姿をのんびりと愛でられるような)平穏な一年であってほしい。


変わることなく蝋梅が開花
芳香を漂わせている