2016年12月25日日曜日

年神様を迎える

あと一週間で年が改まる。
いつもはなかなかできない掃除をしたり、しめ飾りを付けたりと正月の準備が急ピッチで進む。
商業施設では、昨日までのクリスマス装飾からいっぺんに正月モードに突入する。キリスト教の宗教行事が済むと神道行事への素早い切り替えは見事である。
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迎える正月が『めでたい』のは、無事に年神様を家に迎え入れられた(られる)ことがめでたい、のであるが、そんな民俗学的な知識は知らなくても良い。全員平等に正月は迎えられる。

大掃除は「年神様は汚い家には来ない」から掃除するのであり、松の枝に注連縄や幣を付けて玄関先に立ててるのは「年神様は尖がったもの(松の針状の葉とか、角松の竹の鋭い切り口など)が好き。なので年神様がやってくるときの目印」を家の前に置いておくもの。

だが、正月に「おめでとう~」といって互いに挨拶する、(本来の宗教的意味合いが全く重要視されない"形だけの宗教行事"がやたらと多い)この国ではそれでもいいのではないかと思う。
気にする人だけが、大切なこととしてこのような精神文化・風習は守り続ければよい。
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東野の鎮守は「地殿神社」だが宮司不在となって久しく、北塩子地区にある鹿島神社が管理してくれている。なので鹿島神社のY宮司が東野地区の氏子へもお札を配ることが習わしとなっている。

先日、新しい天照大神のお札と御幣等が届けられた。
配られたお札とご神璽、茨城県神社庁からのお便りなど
どんな生活をしていようが年は確実に改まり、正月は等しく皆にやってくる。
願わくば平穏無事な一年であってほしいものである。我もまた都合よく年神様にお願いする小市民である。。

2016年12月19日月曜日

ベストマッチング

次のA+Bはベストマッチングの一例だろうと思う。

A  :  道の駅常陸大宮~かわプラザ~内の「ジェラート&スムージー」で販売しているジェラート『瑞穂農場のミルク』

B  :  「玉川里山はちみつ」を贅沢に使った「里山の恵み 柚子Confiture」

A+B =  ミルクの芳醇なコクに、はちみつの甘さと柚子の香りと皮の僅かな苦味のハーモニー。
まさに絶品で口福。

今日、かわプラザに立ち寄ったついでに、この人気のジェラートにトッピングしてみた。
(お店の方にお断りしてトッピング&撮影しています)

(ジェラート&スムージーでは、この「柚子Confiture」は取り扱っていないので、トッピングはできません。勝手な個人的な持ち込みです。念のため)

こうなると、「柚子Confiture」試作品をお渡しした方にこの食べ方を強烈にお勧めしないといけない。

2016年12月18日日曜日

冬至が近い日

今年2016年の冬至は21日だそうだ。
今は夕方5時過ぎには真っ暗だ。
西の空には夕焼けの残照が僅かに広がり、上方には金星がひときわ明るく輝く。

JR水郡線・玉川村駅のホームの灯りが漆黒の闇に浮かび上がる。
(→街中の夜とは違って、真っ暗闇が田舎では当たり前の姿。灯りらしい灯りは、県道の数少ない街路灯とこのホームの灯りぐらいしかない。)

つつがなく今日1日が終わり、静かに、閑に、暮れ行く。
宵の明星とJR水郡線玉川村駅のホームを照らす灯り
良く晴れ渡った夜空だ。
明日もきっと冷え込んで、朝は霜で一面真っ白になるのだろう。
今日も屋外の水道が1日中凍っていて出なかった常陸大宮市の静かな夕暮れである。

2016年12月15日木曜日

「里山の恵み」シリーズ第3段 キウイフルーツコンフィチュール

柚子Confitureは限られた数量のお試しだったことから、味見は数人にお願いするしかなかったのだが、希望者が続いたため追加で作ってみた。
ストックのはちみつは無いため、瓶詰してある150gビンの商品を2瓶ほど開封して使用した。

あわせて、キウイフルーツConfitureも作ってみた。
食品としては緑色というのはあまり好ましくないような気がしたが、意外とキレイナ薄緑色のジャムになった。種のツブツブでキウイフルーツだと容易にわかる。
今年は我が家のキウイフルーツも大量に収穫できた。生で食べても美味しいがはちみつを加えたジャムにしてもなかなかいける。(自家生産した)旬の果物を素材にすると何でもおいしい気がする。

レシピ本にはとろみ付のアガーを入れるようにあったが、手元にないため加えなかった。そのため多少水っぽくなりサラサラしたジャムになったが、爽やかな味のフルーツジャムとなった。

こうして並べてみると、なかなか映える。

「里山の恵み」ラインナップはことしは3種類(Honynuts  柚子 キウイフルーツ)。
来年は、季節とともに種類が増えてゆくはずだ。

2016年12月9日金曜日

イノシシ

イノシシの被害が目立って増えている。

次の写真は自宅近くの谷津田の惨状である。
写真手前から右奥にかけて、あたかも耕したかの如く土が黒く帯状になっている部分。
これがイノシシに掘り返された部分だ。
前までは、田んぼ中央部と同じように緑色の稲のヒコバエ(孫生)が生えてた。
ミミズを探して掘り起こしたのであろう。見事に畔道沿いに「耕して」くれている。

畔道は見事なまでに破壊されている。
通路としても水路の壁としても、一切の機能を台無しにされてしまう。
当然にこのままでは来年の稲作に支障があるので土を掘り上げて畔道の再構築を図らねばならない。人力によるスコップで土を盛り上げ、上を平らに均す。一日二日程度で終わる作業面積ではない。
この荒らされた状態を見つけた瞬間の脱力感は、容易に想像できると思う。

10cnはあろうかというヒヅメの痕跡
毎年のイタチごっこ。まったく余計な仕事を増やしてくれる奴らだ。
周囲の家の畑、田んぼは程度の差はあるが軒並み被害にあっていると聞く。
我が家も含めて、ただ「しゃぁねなあ・・・しゃぁんめ~」と言うしかないのが哀しい現実である。

非無山間部居住者の生活においては想像もつかないだろうが、斯様なことが日常的に起きているのである。
けっしてニュースにならない珍しくもない事件だ。だが確実に田舎居住者のココロをへし折っている。
スーパーに並ぶキレイナ食材にも、実はその裏側には価格には転嫁できない農家の努力や苦労がぎっしりと詰まっている。

2016年12月8日木曜日

シーズンまであと4か月

来年4月に訪れる「ミツバチ 分蜂シーズン」に向けて、巣箱作りを進めている。

とにもかくにも巣箱の設置数をいかに多くするかが(ニホンミツバチ飼育を楽しむ上での)勝負のポイント。捕まえる総数を多くするためには箱の増設が必須だ。

捕まえて巣に入れてもすぐ逃げる群れは多い。自ら入居して巣を作りだしても、しばらくして居なくなる群れもある。暑さなどの理由か、夏場に忽然と消え去る群れも多数ある。採蜜時期までいてくれてもスズメバチの猛攻を受けて逃げ去る群れも。つまりすぐ逃げていなくなるのが『ニホンミツバチ』の性質なのである。

今年の春は、タイプの異なる巣箱を合わせて60台設置。捕獲や自然入居の蜂群は累計で21ほどあったが、今現在営巣している巣箱は5台に過ぎない。16群に逃げられたということになる。
いま時点の成績は、入居成功率=35%、残存率=8.3%。まだ満足できる状態ではない。

今冬は巣箱12台と積み上げる重箱24段分を新規に作成した。
(これで、巣箱基礎台は35台、重箱総数は156段、丸太をくり抜いた巣箱は7台となった)
重箱の管理プレート。通番は156まできた。
これらの巣箱には、今年一年間の採り貯めた蜜の搾りかすを煮て作った蜜蝋と、その煮汁を塗りたくった。臭い付けである。
作業をしている間にも、ミツバチが飛んで来てくれる。効果はテキメンらしい。
蜜蝋の臭いに誘われてやってくるミツバチ
巣箱の表面は、匂い優先であって、決して「キレイ」ではない
従前は蜜蝋を擦り付ける程度であったが、今回は鍋の煮えたぎった煮汁、つまりは蜜蝋が溶けている状態の液体、を直接巣箱に付けた。汁に浸してもいるので「漬けた」が正しい。
箱内部も外面もすべてがベタベタ、プンプンである。従来の巣箱にも極力この作業をして、改めて設置しなおす。
強烈な臭いの煮汁と、溶けた蜜蠟が付着した巣箱
これで今できる準備が終わる。来シーズン直前には改めて各巣箱に蜜蝋を塗ろうと思う。
今年未入居だった巣箱も引き上げて、順次臭い付けをする。
煮汁に浸して染み込ませてゆく。2度漬け3度漬けも。
この後に蜜蝋をガスバーナーで溶かし塗りこむ
鬼も笑うだろうが来年のことをしっかり準備して年を越したい。シーズン開始まであと4か月しかないのだから。
精一杯の努力をしたからと言って必ずしも良い結果が出るとは限らない。だが良い結果は、努力しなければ得られることはない。
さて来年の成績はどうなるだろう?