2020年8月23日日曜日

向日葵の収穫 来週は9月だ

向日葵は夏の太陽にとても似合う花だ。だが季節の移ろいと共に枯れて首を垂れた。今日は種の収穫をした。

実は大半は鳥たちの餌となり見る影もなくなってしまった。とはいえ、来年用の種としては十分な量が残っており収穫できた。

空には秋の雲が。

(茨城弁で)「いや~ど~も。あづいねぇ~」などという会話が今日も当たり前の暑さだが、季節は確実に移ろい、いつしかひっそりと秋の気配が忍び寄ってきている。

もう来週は9月。


2020年8月21日金曜日

実りの田んぼにイノシシ被害

 残暑は厳しいが8月も後半に入り、わずかに季節の変化を感じ取れるようになった。一番のわかり易い変化は視覚的なもので、田んぼの稲穂の色づきと垂れ具合だ。今週に入ってから急に黄色が目立つ色会いに変わってきて穂先が垂れ始まった。8月は猛暑続きで日照も十分あったので出来は良い方だと思う。あと2週間もすればこの辺りでも稲刈りが始まる。

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実りを実感するのどかな風景ではあるが、ある個所では何とも惨めな状態となっている。イノシシによる稲穂倒しだ。

ここの田んぼはイノシシ対策のワイヤーメッシュ柵をめぐらせていないところ。田んぼが広く、とても全体を囲むことはできない場所だ。残念だがやっぱりやられてしまった。悔しさと脱力感が入り混じる。

畦道にはイノシシの大きな足跡。掌の半分ほどもあろうか。かなり大きなイノシシが乱入したようだ。

そこから田んぼのまんなかへ続く稲の列状の倒伏。イノシシの通った跡がくっきり。そして中央部には大きな円形の踏み荒らされ倒された稲。2~3坪ほどは被害にあっているだろうか。どうやらここで転げまわったか、走り回ったかしたようだ。土を掘られた様子はない。

あ~あ・・だが、気を取り直し出来る対策を打ち、稲刈りまでの間の被害を少なくするしかない。まったくイノシシの奴らめ。。



2020年8月14日金曜日

ミツバチの逃去が続く

残念なことに、ミツバチの逃去が続いている。
この暑さのせいなのか、先日行われた農薬の空中散布の影響なのか、はたまた何かしらの悪い病気に感染したのか。これだという明確な理由がわからない。

今日巣箱を見回りしたところ、今月末には採蜜を予定していた巣箱三箱がもぬけの殻だった。今年13箱目となる逃去。例年にない数だ。やはり何かおかしいと思う。
どれも貯まっていたはずの蜜は無くて、スカスカの巣だけが残っている。


この分だと、はちみつの生産見込みが大きく狂ってくる。秋に予定していたクルミのはちみつ漬け、柚子ジャムなども作れなくなるかも知れぬ。かなり痛い。

こんな状況であるために回収してきた空っぽの巣がずいぶん貯まった。保管樽は満杯になってしまった。そこで例年は秋に作業している蜜蝋作りをした。なんとまあ、2100gにもなった。


皮肉なものだが、この9年間で出来た蜜蝋の重さ最高記録だ。
とても使いきれない。
蜜蝋の販売にも精を出さないといけない。

2020年8月11日火曜日

蜂だって暑い

 立秋を過ぎたので「残暑」と言うのだろうが、いやはや、とにかく暑い。外の日陰にある柱の寒暖計は36℃を示していた。

当たり前だが、ミツバチたちの棲家は木製の四角い巣箱である。出入り口は狭く出来ている。ほぼ密室である。その上、箱の中には4〜5千匹、元気な群れだと1万匹ほどのミツバチがいる密集状態だ。われわれからするとかなりの過酷な環境に思える。

巣箱に直射日光が当たらないように配慮しているとはいえ、大気温がかように熱いのだから巣箱の中だって相当暑いはずだ。湿度も高い。いくら野生の昆虫であっても、暑いものは暑いだろう。

生存のための野生の本能なのだろう、ニホンミツバチは巣箱入り口に並んで、(これが二ホンミツバチの特徴なのだが)お尻を巣箱側にして羽を動かして巣箱の中に風を送り込んでいる。外気を取り入れて換気をしているのである。なんとも健気な姿である。


しかし彼らがこの努力を続けてもダメなことも当然にある。すると「もはやここは営巣に不適格」と判断して「逃去」となる。暑い最中ではあるが、気が気でないので巣箱点検、確認に余念が無い。

2020年8月9日日曜日

ブルーベリーが熟しています

梅雨明けしたとたんに猛暑日が続いている。これまで日照不足で熟すのが遅れていたブルーベリーが、ここ一週間で一気に熟し始まった。

この美味しい味の実を野鳥たちが見過ごすはずはなく、毎日ピーピー騒ぎながら実を啄んでいる。もう追い払っても無駄なので諦めている。われわれ人間も収穫作業に余念がないのだが、なかなかそう採りきれるものではない。もはや鳥への施しということで納得するしかない。

御承知の通り、ブルーベリーというのは房状に実が付くもののバラバラに熟す。そのため一粒ずつ熟した濃紺の実を手で収穫する。なのでたいそう手間がかかるのが難点だ。しばしば熟していない緑色の実まで取れてしまうため、あとで選り分ける作業が必要となる。ブドウのように熟したとなれば房ごと取れればどれだけ効率的かと思う。

今日も5キロ程収穫した。これらは選別作業の後に1キログラムごとに袋詰めして冷凍保存する(このためにと言って良いが、大型冷凍庫を一昨年購入した)。こうしておけば、後日ジャムにするもよし、マフィンに入れて焼いてもよし。如何様にもなる。今後のちみつの収穫量次第だが、この冷凍ブルーベリーを使って大人気の「ブルーベリーコンフィチュール」を製造販売する予定でいる。

だが、せっかくの旬の実りである。収穫しながら生のまま口に放り込んでモグモグして夏の味覚をしっかりと堪能もしている。ささやかだが贅沢な生活ではないかしらん。

かような何もない田舎ではあるが、食べものを自給できる豊かさが当たり前にある。多少の世の中の混乱があっても確実に生き延びられる自信がある。それに(会社勤めのような会社の規則や先例やら、上司の指示などがなく)自分の思う通りにやれる自由な生活である。と考えれば、一番タフであって、かつクリエイティブで、リッチな暮らしと思うが、如何に。