2011年9月20日火曜日

秋を活ける

茨城も台風15号の影響で、肌寒い雨の一日である。
この台風、進路を一回転させるなど妙な動きをしている。
そしてまたもや近畿方面に向かうようだ。

名古屋市内は河川があふれ、100万人以上に非難指示・避難勧告が出されたとの報道がなされている。
映像を見ていても、とても街中のものとは思えない洪水で平穏な街の風景を壊している。
都市インフラも相当な影響を受け、機能が麻痺するのだろうと思う。
大都市の脆弱さ、快適さの裏に潜むリスクが露呈する。

先般の台風で大きな災害を被った紀伊半島の各地区では、またもや緊張と苦難を強いられるのだろうか。
自然が相手とはいえ恨みのひとつも言いたいに違いない。
被害が最小であることを祈る。

         

今日は農作業は小休止。ちょっとした骨休みだ。
農園を回ってみた。

ハロウィンお化けカボチャは、結実しても次々と腐り落ちてしまっていたため、今年の収穫は諦めたとしたが、今日草むらの中に大きな玉を見つけ、驚いた。
しばらく見ていないうちに、気づかない場所の実が大きくなったようだ。
直径15cm程のほぼ球体。普通の食用カボチャとほぼ同じくらいの大きさにまで成長していた。
さて、これからどこまで育つか。
楽しみである。が、期待しすぎないようにしよう。

         

谷津田に続く山裾の道を歩くと、今盛りの秋の草花が目に留まる。
ススキ、オミナエシ、野菊(カントウヨメナ)、ワレモコウ、などなど。
これらすべてが身近に、ごく普通に存在している中での生活。
あまりに自然すぎて、その素晴らしさに気づかない。

少しだけ摘んで帰り、部屋に飾ってみた。

人が秋を感じる匂いはそれぞれだろう。
乾燥した稲藁の匂いに一番の秋を感じるのであるが、それとはまた違う秋の香りがした(ように感じた)。
秋を活ける。
こうやって飾ると絵になる

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