ドジョウ・タニシ・ザリガニ・ヘビ・イナゴ・バッタ・カエル・カマキリ・・・の類いは、それこそ作業に邪魔なくらいたくさん田んぼには生息しており、目にしてきた。
が、亀は今年初めてである。
一瞬何かが分からなかったクサガメ |
クサガメの特徴は、甲羅中央に一本、両サイドに一本ずつ、計3本の稜線があり、 甲羅の6角形の模様の縁取りが黄色だ |
首の回りの黄色い縞模様はクサガメのメスの特徴らしい |
クサガメ 逃げる |
種類は『クサガメ』らしい。
一般にこの種の亀の幼体はゼニガメと呼ばれて、ペットとして飼われることが多いものだ。
wikipedia=クサガメ wikipedia=ゼニガメ
甲羅の首筋からシッポに至る稜線(背骨が入っているようもみえる凸状のもの)が3本あるのが特徴で、区別のポイントだとか。
体長は10cmほど。まだ幼体のようだ。
誰かが飼っていたものを付近の田んぼか池に放したか、あるいはそれらが繁殖したものだろう。
本来、このような亀がいる田んぼではない。
多様な生物が豊かに暮らす優れた自然環境ではあるが、このように人間の身勝手な行動で、あり得ない生物が放たれると生態系が崩れてしまう。
亀に責任はない。すべて人間が悪い。
とはいえ、このままには出来ないため、まだ台風の影響で水量があり流れの速い照田川に放流した。
この対応もあまり褒められたものではないので、少々うしろめたい。
余談であるが、田んぼにいる亀であるが『タガメ』ではない。
タガメというと全く別な生き物だ。
wikipedia=タガメ
また、泥の中に潜んでいそうな感じがするが『ドロガメ』でもない。
ドロガメは南北アメリカ大陸にしか生息していないそうだ。
wikipedia=ドロガメ科
日本語の語感でもって、このような名前で呼びそうだが。
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