2011年9月25日日曜日

クサガメ

台風が去ったあと水たまりが残る田んぼで、小さな亀を発見した。

ドジョウ・タニシ・ザリガニ・ヘビ・イナゴ・バッタ・カエル・カマキリ・・・の類いは、それこそ作業に邪魔なくらいたくさん田んぼには生息しており、目にしてきた。

が、亀は今年初めてである。
一瞬何かが分からなかったクサガメ

クサガメの特徴は、甲羅中央に一本、両サイドに一本ずつ、計3本の稜線があり、
甲羅の6角形の模様の縁取りが黄色だ

首の回りの黄色い縞模様はクサガメのメスの特徴らしい

クサガメ 逃げる
写真に撮ったのでじっくりと種類を調べてみた。
種類は『クサガメ』らしい。
一般にこの種の亀の幼体はゼニガメと呼ばれて、ペットとして飼われることが多いものだ。

wikipedia=クサガメ  wikipedia=ゼニガメ

甲羅の首筋からシッポに至る稜線(背骨が入っているようもみえる凸状のもの)が3本あるのが特徴で、区別のポイントだとか。
体長は10cmほど。まだ幼体のようだ。

誰かが飼っていたものを付近の田んぼか池に放したか、あるいはそれらが繁殖したものだろう。
本来、このような亀がいる田んぼではない。

多様な生物が豊かに暮らす優れた自然環境ではあるが、このように人間の身勝手な行動で、あり得ない生物が放たれると生態系が崩れてしまう。
亀に責任はない。すべて人間が悪い。
とはいえ、このままには出来ないため、まだ台風の影響で水量があり流れの速い照田川に放流した。
この対応もあまり褒められたものではないので、少々うしろめたい。


         

余談であるが、田んぼにいる亀であるが『タガメ』ではない。
タガメというと全く別な生き物だ。
wikipedia=タガメ

また、泥の中に潜んでいそうな感じがするが『ドロガメ』でもない。
ドロガメは南北アメリカ大陸にしか生息していないそうだ。
wikipedia=ドロガメ科

日本語の語感でもって、このような名前で呼びそうだが。

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