栃木県南部で震度5弱であったという。
茨城県北部は震度4。
東京23区も震度4と、しばらく無かった揺れであり、おそらく一瞬の緊張が走ったことと思う。
あの3.11から既に4ヶ月あまり経過した。
直接の被災地では依然苦しみと忍耐の中にあるものの、大多数の国民は電力供給不安=節電と、放射性物質の心配を除けばすっかり平常モードに移っており、揺れそのものに対しての危機感は薄らぎつつあったのは事実だろう。
だが、まだやっぱり余震の恐怖は依然続いていることを思い起こさせた、突然の大きな揺れであった。
昨日(7/14)のことであるが、玉川村駅構内の遊休地で突然工事が始まった。
作業の方に話を聞くと、東北新幹線のための地震計を設置するための工事であると言う。
常磐線や水郡線など、東北新幹線とほぼ平行に南北に走るJR線沿線の幾つかのポイントに、広範囲に地震計を設置し、大動脈たる東北新幹線の運転安全のための(自前で震度計網を作り精度の高いデータを集めるものか、あるいはいち早くP波を検知し新幹線を緊急停車させるためのデータ計測をする)施設なのであろう。
先の3.11の大震災ではJR東日本は甚大な被害を被っている。
国の支援を待たずに自己負担で復旧工事を急いでいるとの新聞報道があった。
列車が動いて、人や物を運んでなんぼの鉄道事業である。
大動脈で収益の源泉でもある東北新幹線はいち早く復旧させたものの、復旧の見通しも立たない区間もまだ多数ある。
東北の太平洋沿岸路線は言うに及ばず、常磐線も地震+福島第一原発事故で分断されたままだ。
(幸いに水郡線は、太田線の額田〜河合間で線路法面が崩れ線路が曲がる被害はあったものの復旧工事が進み、短期間で全線開通した)
このような中で、安全へ投資の工事が着実に進んでいる。
さすがである、JR東日本。
これはなかなか一般の人の目にはつかず評価もされ難い地道な、しかし大切な作業だ。
暑い中、実際に工事に携わる方には頭が下がる。
設置予定地の地盤調査ボーリング作業が始まった 作業は一日で終了だ |
すごいぞ、玉川村駅!!! 頑張れ、玉川村駅!!!
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