2011年7月9日土曜日

梅雨明け

今日、関東甲信・北陸・九州北部で梅雨明けした。
正確には、梅雨明したようだと気象庁が発表した。


この気象庁の発表の瞬間をもって何か急に変わるわけではないが、何かしらジリジリと灼熱の太陽が照りつけるような気がしてくるから不思議だ。
各飲料メーカーでは、この発表があると無いとではずいぶんと販売実績が違ってくるという。
それぐらい我が国民には何かしら一区切りをつける、大切な精神的な節目らしい。


         


とはいえ、日本の季節そのものが連続可変的に寒暖が移りゆくものであり、或る日突然夏になったなどというものではない。
四季を重視しつつ伝統的な二十四節季を当てはめるのが実際の季節に即しているのではないか。
ちょうど今は『小暑』の時期だ。


大暑来れる前なれば也。


         


暑さ寒さも『彼岸』まで・・・は、まだまだまだ先の話だ。
うだるような日中、寝苦しい夜もこれからが本番。


彼岸とはまさに遠いあちら側にある。


これからしばらくは、間もなく始まる蝉時雨のなかで入道雲をながめつつ、酷暑だの炎暑だの猛暑だのを楽しむこととしよう。

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