2011年7月18日月曜日

田園の快楽体験

友の会への入会を希望されている中山様ご夫妻が、現地をぜひ見学してみたいとして、東京・目白から来園された。
中山様ご夫妻
販売所は休みであるが記念撮影
今日(7/18)も快晴でとても暑い一日であったが、園内各所をご案内した。


         

ご夫婦ともに都会育ちであり、このような田舎の環境は全くご経験無いとのこと。
見るもの、聞こえるもの、触れるもの、味わうもの、匂いで感じるもの、すべて初めての経験であり、驚きと感激の連続だったようだ。


 トマトの実がたわわに付いている様
 ブルーベリやキウィフルーツの未熟の果実
 草むらから突然現れた巨大なヒキガエル
 ナスを枝から収穫する力の入れ方の難しさ
 ニンジンを引き抜く際の力配分
 取り残しの超完熟プラムを収穫しその場で食べた美味しさ
 ビニールハウス内の猛烈な暑さ
 刈り払った夏草の咽せるような臭い
 山道の木陰の涼しさ、樹木と腐葉土の香り
 虫だらけの野菜の意味
・・・などなど。
トマトを収穫した室内の気温は45℃
外に出ると炎天下でも涼しく感じられるほどだ
一通りの園内巡りの後、草刈り機を実際に操作して、雑草刈りに挑戦してもらった。
これもまた初めて触れる機械であり、初めての体験である。
ひととおり取り扱いの注意事項を説明し、いざ草むらへ。
理屈よりも慣れ・・である
奥様は順応力が高く、すぐにコツを習得

お二人とも、初めこそ恐る恐るの及び腰ではあったが、すぐに慣れたご様子で、どんどん先へ。
楽しいひと時であった。

さらに薪割りにも挑戦していただいた。
これもまたお二人には初めての体験。
十分に楽しめたようだ。
斧を芯に当てるのがことのほか難しいようだ
なかなかキレイに真っ二つとはいかず・・
これもまた理屈より慣れだ
楽しさ素晴らしさを伝えたいことばかりで、あれもこれもの慌ただしい体験となってしまった。
もっとゆっくりしていただければ、農的生活の魅力、田園の快楽がより伝わったのではないかと反省している。
とてもとても短時間ではこの素晴らしさは伝えきれないから。
蝉の抜け殻がひっそりと葉陰にあった
         

すっかり気に入っていただけたご様子で、こちらとしても大変嬉しい。
中山様からは、再訪のお約束と過分な御礼の言葉を頂いた。
これからも長いおつきあいを頂ければ、と念じている。

ストレスの多い都会にお住まいの方々にとって、この場が癒しだったり、気分転換、リフレッシュの空間になることを願う。
そして、そこから次の段階としての食糧問題のこと、環境問題のこと、日本の農業が抱える問題のこと、さらには生命について考えるきっかけとなってくれれば、これに勝る幸せはない。

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