今年6月に踏み込み温床を作った。
. 6月6日ブログ
ほぼ6ヶ月経過した温床は、落ち葉の分解が進んでいる。
木の小枝がまだ分解されていないので多少目立つが、全体は細かくサラサラ状態で落ち葉の形は殆ど認められない。
踏み込んだ籾殻の層の部分には真っ白いカビが固まっており、微生物がまだ活動しているのが分かる。
落ち葉の分解が進んだ温床の中を少し掘ると、カブトムシの幼虫が出てることもある。
落ち葉を食べて糞として出し、分解に一役買っているのだ。
そうなんだ、彼らとも共存共栄なんだ。。
もうじき今年度の落ち葉を集めて、踏み込み温床作りを始めるつもりでいる。
今年のこのサラサラになりつつある腐葉土は枠から外に出して、畑の一画に積む。
そしてほぼ1年間、野積みにしたまま追熟させる。
こうすると風や日光が当たることで未分解の落ち葉はさらに崩れ、さらに雨が当たることで余計な成分が流れ出す。
自然の中に放り出しておくことで、成分を安定化させ、環境に順応させるのである。
山地で落ち葉や枯れ枝が時間をかけて土に帰るように、ここでもゆっくりと成熟させるのである。
従って、この土が種まきや育苗に使えるのはずっと後のことだ。
こだわりの材料とたっぷりの時間をかけて作る腐葉土である。
どんな化成肥料にも負けない、最高級の腐葉土だ。
何かにつけ手軽・早い・効率が重用視されがちな現代であるが、このようにのんびりとした時間の流れを待つ世界がここにはある。
カブト虫の幼虫が害虫ではないですか?家の鉢植え植物が弱くなっている場合は土の中に沢山のカブト虫の幼虫を見つけました。徹底的に捕り出したら植物が元気になりました。
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