2011年11月8日火曜日

ちょっと立冬らしく

今日8日は暦の上で冬が始まるとされる立冬だとか。

このところ季節外れの気温の高い日が続いていた。
ところが寒気の影響で冷たい空気が流れ込んだようで、一転して例年並みの寒さになった。
寒くなったとはいえ、昨日7日と較べての話であり、まだまだ暖かいことには変わりない。
昔はこの時期からもっと寒かったように思う。

         

寒くなってくる故に育つこれからの季節の野菜がある。
あるいは寒くならないとできない作業もある。
農耕スケジュールも修正必要な環境の変化なのだろうか。
農業はまさに自然相手。
長年の経験と勘で(・・最近では、「現代農業」やWebなどでの情報収集も加えられる・・)対処するものの、なかなか太刀打ちできない。
その先が読めるようで読めないのが農業なのであり、故に工夫する・対処を考える、という繰り返しがたまらなく面白い。
知的好奇心がいたく刺激される所以だ。

         

寒くなってから行う作業に、干し柿作りがある。
昔の干し柿作りは何時頃に始まっていたのか、残念ながら思い出せない。
渋柿の成熟を待ってスタートするのは言うまでもないが、その成熟そのものがこの温暖化でずれ込んでいるような気がする。
そしてこの気温の高さだ。
寒く乾燥した空気の中でないと、カビが生えてしまうし、あの透明な茜色が出せない。

今年も渋柿が大量に枝についており、干し柿用に収穫の日を待っている。
中には待ちきれずに熟柿となって落ちてしまうのも多い。
摘果もしていないので成り過ぎている渋柿
もう少し寒くなったら干し柿作りの時期だ
         

数年前に札幌雪祭りの会場に掲げられていたキャッチコピーを思い出した。
『地球温暖化が進むと、消えてなくなる祭りがある』、というもの(だったと記憶している)。
そのとおり、と一人ごちたものだ。

昨年、今年と夏は異常に暑かった。日本が亜熱帯化しているのでは、と思ったほどだ。
極端に暑い・寒いが過ぎると、これはこれで農作物に影響が出てしまう。
やはり、寒いときには例年並みに寒く、(夏も例年並みに暑く)がちょうど良い。

2 件のコメント:

  1. そうですね、立冬の様子全然見えないです。今年の秋暖かくになって、虫つけもすごかった。やはり季節がづれたら良くないですね。
    柿が豊作のようです。干し柿が美味しいです。毎日いろいろなんことをやって、楽しそうですね。

    返信削除
  2. いつもありがどうございます。
    いろいろ試していますが、すべて見よう見まねです。
    当たり前ですが、専門農家には遠く及ばずです。
    チャレンジすること自体も楽しいのですが、どんなものがどのようにできてゆくのか、その過程を見て行くのが楽しくて、飽きることがありません。
    自然界の素晴らしさにただただ驚くばかりです。
    これがこの生活の一番ではないかと思います。

    返信削除