2011年11月12日土曜日

常陸秋そばフェスティバル2011 顛末記

昨夜は、NHK気象予報士の寺川奈津美さんやら加藤祐子さんやらの愛くるしい笑顔が今日の晴天を告げていた。
果たして昨日の雨降りが嘘のように一転して秋晴れの日となった。


         

予定通り、金砂郷のそば祭りである「常陸秋そばフェスティバル2011」に出かけた。
朝のNHKではこの会場から中継もしたようだ。
この天気ではかなりの人出であろうと思い、午前10時スタートであるものの、早めに会場へと向かった。
自宅から会場までは何事も無くスムーズに20分、9時20分に着いた。

駐車場は広大な原っぱ(工業団地の未分譲区画)である。
この時間から入り口付近にはかなりの車が止まっている。
そして悲しいかな、臨時にあつらえた駐車場である。
昨日の雨でいたるところ泥濘もある。
悲惨な光景も目にした。
最初は様子を見ていた警備員だったが
結局手伝うはめに・・・
なんでまたこんな離れた場所に車を進めたのか理解できない
今年の会場は、13のそば店が一本の道路に並ぶ方式で、入り口ゲートから一番奥の店までは200mほどあった。
まだ9時20分。本格的な人出には早い時間だったが、人気の店の前には行列ができていた。
一番奥まった場所に出店している「達磨 雪花山房」が予想通り相当混雑している。
達磨の絵が車体に描かれたトラック(昨日のブログではバスと書いたが、よく見ると改造トラックであった)が駐車してある。
達磨号と行列
まだ、午前10時前だが既に開店してしまっていた
食せるまでに10分待ち状態だ
並んで待つ間に、蕎麦を準備している姿をビニール越しに覗くことが出来る。
ちょうど高橋邦弘名人が蕎麦を伸しているところであった。
神の手の所作をしばし眺めた。

高橋名人が蕎麦を打つのが見える
(手前にビニールがあるた めにちょっと見 くい)

達磨軍団は揃いのTシャツで、全員の統制が実によくとれている。
さすがに手慣れたもので、動きがスムーズで無駄が無い
左に並ぶ女性は一人で千葉からとのこと。
電車とシャトルバスでここまで来たらしい。早起きして、すごい熱意だ。

やや細め つよいコシがある
まず最初の蕎麦であり、達磨の蕎麦である。香りを確認しつつよく味わって食べた。

次第に人の数が増えて来た。
ふと通路を見ると「水戸黄門ご一行」が歩いていた。
メイン会場のステージでは、近隣のいわゆるご当地キャラが幾つも登場して盛り上げに一役買っている。
茨城県人だがはじめて聞く・目にするゆるキャラがある。
姿もネーミングも、あまりにゆるすぎる。
そしてネーミングがこじつけすぎる。
地元をPRしたい気持ちは痛い程わかるが、見ている方がちっょと恥ずかしくなる。
(あえてここでは、ゆるキャラ画像は差し控えることとしたい)


         

達磨の蕎麦を手始めにして、計5店の蕎麦を食べ較べた。
短時間に少量ずつの蕎麦を、食べ較べることを意識して口にしてみると、やはり店によって違いがわかる。
面の太さ然り、ゆで加減然り、蕎麦つゆ然り、である。

各店がそれぞれに自信をもって提供する蕎麦を、食べ較べられるのがこの蕎麦祭りの嬉しいところだ。普段ではなかなか出来ない。

ここのけんちんそばも大人気
いずこの店も行列である
この人出を見ていると、つくづく日本人は蕎麦が好きだと感じる。
たかが蕎麦であるが、それを食べるだけのために遠路はるばるこうやって集まるのだ。

穏やかな秋に一日、新蕎麦を堪能できるじつに平和な光景である。
そして、だれしも美味しいものを食べるときは幸せな表情をみせる。それを眺めるのもまた良い。
隣の奥様に蕎麦の蘊蓄を傾けながら、嬉しそうに蕎麦を手繰る
皆、笑顔。
微笑ましい光景だ
混雑が激しくなってきたことと、満腹になったことから、12時に会場を離れた。


         

会場の駐車場から国道293号までは、1キロはある工業団地内の道だ。
その道が大渋滞。
行けども行けども全く動いていない車の列。
千葉、東京、神奈川、埼玉ナンバーも目に付く。尾張小牧ナンバーも見えた。
既に諦めて、路肩に車を止めて、歩く人も目立つ。
いやはやすごいぞ、この熱意。
それとも、ここまで来たんだからの執着心だろうか。
駐車場から300m付近。会場に向かう動かない車の列
これではGWの高速道路下り車線状態ではないか
まったく難行苦行だ
おっとまだ続いている
会場駐車場から500m
でもでも、この先この渋滞で並び、さらに会場で店の前で並び、いつ蕎麦が食べられるのかしらん。
工業団地を抜け国道との交差点に出たが、まだまだ動かぬ渋滞の列。
会場駐車場から1500m
国道との交差点付近
交差点の先も車が続いている
会場からの道と国道が交わる交差点は、三方いずれも大渋滞である。
この行列を尻目に、美味い蕎麦で腹とココロを満たしたワタシは、家路を急いだ。
このような素晴らしい祭りが、近所ですぐに行ける場所で開かれることに感謝している。
すばらしい近所のメリットだ。
金砂庵のもり蕎麦 
おろし蕎麦
具がたくさんのけんちん蕎麦
明日(11/13)も続いて開かれる。
天気も良さそうだ。
また渋滞が起こりながらも、各地から蕎麦好きが集うだろう。
沢山の笑顔が蕎麦を手繰り、満足感に浸る。
沢山の幸せを、それぞれの家に持ち帰る。
いいな、「食」って。元気がでる。
がんばっぺ、茨城!! だ。  

1 件のコメント:

  1. 賑やかな蕎麦大会ですね。来年参加に行きたいです。

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