2011年12月1日木曜日

果樹の枝剪定開始

今年は、ブルーベリーやプラム、柿、栗などの果樹は全てが当たり年であった。
大変楽しませてもらった。
販売所に並べもしたし、親戚知人にお裾分けもした。
また東京・千葉から摘み取りや栗揃いに多数お客さまもお越しになった。
このような果樹園ではあるが、皆さまへ幸せを僅かばかりだがお分けできたのではないかと思っている。
         

今日から12月。
今年活躍してくれた果樹の剪定作業を開始した。
徒長枝は随所に発生し、真っ直ぐ天に向き伸びている。
日当りを悪くしている古い枝も折り重なっている。
さらに、従来からある果樹の樹形は、実の穫り易さをあまり考慮していないため、このシーズン中は収穫に難儀した局面が多数あった。

これらを解消すべく、ハサミを握った。
無論、誰かに剪定の基本を教わった訳ではない。
つまり全くの自己流の剪定である。
はっきり言って、上手く伐れるなどと思っていない。

ただ、ネットで紹介されている剪定の情報は貪り読んだ。
剪定の原則論はある程度理解できたつもりではあるが、いざ実際の枝を前にすると果たして切るべきなのか残すべきなのか迷うことしきりである。

いろいろ悩みながらもやってみて、得た自分なりのコツはつぎのとおり。
・満遍なく日が当たるようにする
・内側に向く枝は原則的に伐る
・実が何処に付くか、その姿をイメージする
・収穫し易いように、縦よりも横にひろがるようにする

恐らく、剪定方法に絶対的な正解というのはないのではないかと思う。
剪定とは、その人の美学、個人的な嗜好がかなり反映する作業ではないだろうか。

それに、(嬉しいことに)ある程度自然は余裕を持ってくれている。
少々手荒だったり、失敗した剪定をしたところで、枯れることはまずない。
(自然は慈しみ深いため、ヘタな作業でも許してくれる。ただ、多少収穫量は減るだろうが。)
         

人間の散髪にも似た剪定を終えた木々は、スカスカになって頼り無げに見える。
サッパリとした感じにも見える。
はたして伐られて喜んでくれただろうか、それとも下手クソな剪定で迷惑だったであろうか。
来年、再来年の豊作に繋がると良い。

▲▼ご紹介できるような剪定ではないので、果樹の画像は割愛させて頂いた▼▲


         

今日は肌寒い一日であったが、昨日までの暖かさの影響か、小径の草むらに季節外れのスミレが咲いているのを発見。
健気なその姿に、しばし見とれた。
寒さはこれからが本番。頑張れ。


1 件のコメント:

  1. 植物を剪定することが難しいですね、私も勉強中。

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