こちらを警戒し、大アゴ(一般にはツノ・キバ・ハサミなどとも呼ばれるが、愛好家や専門書では大アゴと呼ぶらしい)を開いて威嚇している。
精一杯の威嚇であるが、体長も小さくてかわいい。
じっくりと近辺を探せば何匹も、大きなものも、見つけられるのかもしれない。
すくそばに作った踏み込み温床は発酵が一段落したようだが、作られて日も浅いので、この豊潤な腐葉土の中にこれら昆虫の卵が産みつけられたとは考え難い。
やはり近くの山にある腐った木や土の中か。
虫も鳥もヒトも、渾然一体となって生活している感があるこの場所である。
こんな昆虫にごく普通に遭遇できる環境は、やはりかけがえの無い財産だ。
夏休みの小学生たちが( そして、大人にもいるマニアが )泣いて喜びそうな昆虫たちであるが、幸いにもここにはそれら天敵はいない。
きっとかれらも夏を満喫しているに違いない。
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