後には農作業が立て込んではいるが、今後の勉強のための書物を購入すべく東京・大手町JAビルの本屋・農業書センターに出かけてみた。
東京駅から大手町のいつもの地下通路を通って本屋の前まで来て、閉まったシャッターにある張り紙を見て、しまった(・・これはシャレではない)と思った。
なんと農業書センターが夏季休業中なのだ。
21日までというやや長めの休業だ。
休業の張り紙 虚しくなった |
仕方ない、諦めざるをえない。
自分の中では、お盆が終わったので、ましてやビジネス街の本屋であるから、休みは13日〜15日程度だろうと勝手に思い込んでいた。
失敗した。
せっかくなので、このビルの4階にある『スカイガーデン』に立ち寄った。
ここは高層ビルの一部3階建ての屋上部分(つまり4階)にビオトープを作っている。
小さいながら林を再現し、木々の間に小さなせせらぎを作って水を流している。
ちょっとした都会のオアシスとなっている場所だ。
そのせせらぎの一番下流には、田んぼを作っている。
広さは5坪ほどであろうか。
今日見た限りでは、まだ青々とした稲である。
周囲を白いネットで囲っている部分が田んぼ。 写真中央の林の奥中に『水源』があり、順次下流に流れてきてこの田んぼに注ぐ。 中央左には小さな祠も建てられている。 |
まさに谷田の感がある。
田んぼの水は管理されているので問題ないとして、日照時間は限られるだろう。
それになんと言っても、この辺りはビル街であり日中の気温は半端でなく暑いはずだ。
夜間でも気温が下がらず、稲の生育にとってはあまり良いとは言えまい。
いつ田植えしたのかは判らないが、まだ花も咲いていない。
この分ではこの田んぼの稲刈りは9月の下旬頃ではあるまいか。
このスカイガーデンに出る4階には『農業・農村ギャラリー』があって、農業の各種広報のスペースとなっている。
その一角に厨房を併設した弁当の売店があり、JAの調達力で集めた全国各地の食材で作った弁当を販売している。
ご飯は、白米・玄米・五穀米から選べ、つど暖かいものをよそってくれる。
ちょうど昼時であったため、ここで味彩弁当(650円)を買って、スカイガーデンの片隅のベンチで食べた。
炎天下であったため、スカイガーデンには他に弁当客はいない。
首からIDカードを下げた大手町OLとおぼしき女性たちも、財布片手に弁当を買いに来ている。
みな涼しい農村ギャラリー内のテーブルで、ガラス越しにこのスカイガーデンの杜を眺めながら、楽しげに弁当を食べていた。
( orz … おいおい、折角の食材だぞ。食べ残したりするなよ…と不安になる orz )
颯爽としていてオシャレでよろしいが、住む世界がちょっと違うかな、とも。
全くの人工で疑似の自然だが、これらの緑でも人々につかの間の安らぎを与える。
良いことではないのか。
さすがに厳選された食材であり、JA拘りの弁当である。
美味い。
この弁当の常連OLもいると聞く。
宣なるかな。
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