2011年5月19日木曜日

A place of my favorite view

水郡線の沿線住民として、汽車は生活に密接に関わっていて、どうしても切り離せません。
大変な愛着を感じています。
かつては通学の手段として。いまは時計替わりとして。
もう一日の生活のサイクル・リズムが汽車の運行をベースに成り立っているようなものです。

朝一番の汽車は午前5時38分の上り水戸行き。
布団の中で通り過ぎる汽車の音を聞き、朝を感じます。
最終の汽車は午後11時08分の下り常陸大子行き。
最終が出るとそろそろ今日も終わり。
駅のプラットホームの灯りも消され、一帯が漆黒の闇に包まれます。

水郡線は下りの汽車に乗ると、常陸大宮駅を過ぎ玉川村駅に近づく辺りから趣が変わり、
急に山が迫ってきます。つまりは中山間地域に入ります。
カーブも増えてきます。線路の起伏も程々にあります。

もっと北に行った久慈川沿いほどの人気撮影ポイントはありませんが、それでも列車の写真撮影ポイントがあるようです。
たとえば玉川村駅から次の野上原駅に向かう途中、右手にゴルフ場を見ながら右に回りこむところ(地名で言うと照田付近)。
どうやら、玉川村駅-野上原駅間の『大カーブ』、あるいは『Sカーブ』として、撮り鉄の間ではちょっとした人気ポイントのようです。
キーワードを『玉川村駅 野上原駅 カーブ』と入れてネットで画像検索すると、この場所で撮影された各種画像約300がhitします(yahooで検索した結果です。関係ない画像も多いです)。

この場所も確かに良いのですが、むしろこちらがわたくしのお気に入り。
玉川村駅から北に300mほどの場所です。

北に向かうと、遠くに朝房山を望み、田んぼ・畑が広がるいかにも里山という風景の中、真っ直ぐ正面から緩やかな傾斜を上って進んで来る列車を眺めることが出来ます。
写真手前の築堤部分を過ぎると(この撮影場所で)カーブして一気に玉川村駅の構内に進んでゆきます。

正面に小さく汽車が見え始めました
左にうっすらと霞んで見える山が朝房山です
送電線の鉄塔が建つ前は、もっと眺めがよかったのですが・・
 
正面から緩やかな勾配を汽車が上って徐々に近づいてきます

築堤部分に入ります

撮影はもう少し右側から・やや離れて、が良かったですね

築堤を過ぎるとカーブします

踏み切りが近いため、ここで警笛を鳴らしたりすることもあります

汽車が通り過ぎた後には、心地よい風が吹き抜けます。
そして、いつもの広い空と、ゆったりとした長閑な風景が広がります。


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