2011年5月18日水曜日

近田のかはづ 天に聞ゆる

この里で、この時期、毎晩、夜通し行われている蛙(かはづ=カエル)の大合唱です。
ちょうど水郡線の下りの汽車が通りました。一瞬のトーンダウンの後で、再び大合唱。
実際にこの場所でこの大合唱を聞くと、凄いです。
いろいろな種類の鳴き声がステレオで聞こえてきます。
聴き慣れた我々にとっては、喧しい騒音でしかありません。
でも、豊かな自然があってこその素晴らしいコーラスだと思います。



斉藤茂吉の詠んだ有名な短歌 
  『 死に近き 母に添寝の しんしんと 遠田のかはづ 天に聞ゆる 』
も、きっとこのような夜の情景だったのでしょう。
ちなみに、茂吉の母である守谷いくが脳溢血で亡くなったのが大正2年5月23日だそうです。
山形県上山の5月23日であれば、北関東では時期的には少し早い、ちょうど今ぐらいではないでしょうか。

ただ茂吉の聞いたのは『遠田』の蛙の声でしたが、我が家の場合は聞こえるのは直ぐ近くの田んぼです。音量もずっと大ですね、きっと。

☆ツバメの営巣(12日目)
特に変わりなく、相変わらず出入りを繰り返しています。
巣も完成したようですので、きっと産卵も近いのでしょう。
しばらくは、あまり巣に近寄らず、そっとしておきます。不必要な刺激しないことにします。

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