雛が5羽生まれ(良く見ると4羽ではなく5羽であった)、親鳥が頻繁に餌を運ぶ姿をしばらく観察してきた。
巣から落果する糞も増え、鳴き声も大きくなりにぎやかになりつつある。
巣を乗り越えて餌を求める姿も徐々にはっきりと確認できるようになったので、成長した雛の写真を間近に撮影してみた。
またもや、親鳥がいない隙を狙った盗み撮りである。
もはや巣からこぼれ落ちそうなくらいに大きくなっている 窮屈そうだ |
食べ盛りの5羽をかかえた親はたいへんだろう 親鳥は不公平が無い様に与えている、という小学生の研究があった |
このくらいの大きさの箱では間に合わなかった |
クチバシには既に黄色はほとんど無い。
羽根も黒々としてきており成鳥とあまり変わらない。
巣立ちの日も近いのだろう。
この餌を必死にねだるひな鳥たちを見ると、逞しい命の躍動感を感じる。
今日6月19日は桜桃忌だ。
太宰治の誕生日でもあり、玉川上水で遺体が見つかった日でもある。
彼が生まれた1909年(明治42年)の青森・北津軽郡金木村の今日も、
遺体が上がった1948年(昭和23年)の東京・三鷹の今日も、
このようにツバメの雛は生きようと必死に鳴き、親鳥は無心に餌を運んでいた日であったのだろう。
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