ヤツラは収穫直前のちょうど良いころ合いを見計らい、暗闇に紛れて犯行に及ぶ。
トウモロコシ畑の周囲・天井に網を張り巡らしても隙間を広げて侵入したり、土を掘ってくぐったりして侵入してくる。
まったく憎たらしいヤツラだが、美味しそうな臭いをかぎ取る嗅覚はとても優れているようだ。
この敏感な嗅覚を逆手に取った『竹酢まぶし籾殻』作戦。
トウモロコシの根元周辺にこの臭すぎる籾殻を撒いて、今日で一週間が経過した。
3日経過した段階で新たな被害なしとの途中経過を報告した(7/12ブログ)が、驚くことにその後も全く被害が出ていない。例年の事態を考えれば、完勝と言ってよいかもしれない。なのでここに勝利宣言をしたい。
ヤツラも竹酢のあの臭いはどうやら嫌らしい。
籾殻はもうほとんど臭いはなくなっているが、新たに被害は出ていない |
さすがに1週間経過した籾殻は竹酢の臭いはほとんどしなくなっている。
手にとって鼻を近づけてやっと微かに感じられる程度だ。その下の土も僅かに臭いが保持されている。
と言うことは、特別大量の雨でも降らない限り、ほぼ1週間効果が持続するというのが、今回の試しみから得られた考察である。
この間に、トウモロコシの収穫の盛りが無事過ぎたのは幸いだった。
おかげで今年はトウモロコシを何度も食することができている。
ただ、虫に食われてしまうのが多いのが悩ましい。
表皮を剥いでみて初めて虫食いと分かる。
白い虫がニョロニョロが蠢いているとがっかりする。
だが、我が家では殺虫剤や薬は一切使わない主義なので、これはこれとして粛々と受け入れ、(虫食いの部分を削り取り)喜んで食べる。
無人野菜販売所に陳列する際には、『虫食いあり』と表示したうえで販売している。
有難いことに、ちゃんと購入してくださる方がいらっしゃるのだ。
スーパーに並ぶような立派なトウモロコシではないが、味はまた格別である。
特にハクビシンに勝利した今年は。
これは、ハクビシン対策に頭を悩ましている方にお勧めの方法である。
今回我が家では竹酢を使ったが、木酢でも同様な効果は十分得られると思う。
大規模なトウモロコシ畑には適さない方法だろうが、我が家のような小規模・自宅消費用程度のトウモロコシ栽培には最適だ。
費用対効果も申し分ない。
竹酢なり木酢は竹や木からの自然由来の抽出物だし、籾殻も自然由来のもので、役目終了後は再び自然に帰る。
なんとも良いことずくめではないか。
いま育ちつつある第2、第3段のトウモロコシ用に、新たな『竹酢まぶし籾殻』の材料は既に用意してある。
茹でたトウモロコシにかぶりつき、ガツガツと食う。これが一番うまい。 (白粒と黄粒が斑なのはこのような品種だ) |
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