2013年7月5日金曜日

季節の主役交代

たびたび引用する水戸地方気象台の『生物季節観測』である。
今日現在では、今年のニイニイゼミの鳴き声は観測されていないようだ。
(ちなみにホタルの欄にも今日現在日付が入っていないので、欠測なのだろう)

水戸地方気象台・生物季節観測・動物の観測日
今夕、ブルーベリー園を見回っていると、防鳥ネットに止まっているニイニイゼミを見つけた。
きっとここ数日の蒸し暑さで土中から這い出す時期と思ったのだろう。

既にブログに書いたように、今年はブルーベリーの樹の周辺を鳥の被害を防ぐため網で囲ってしまっている。
このニイニイゼミは、ブルーベリーの樹の根元に卵を産みつけられ、7年もの間ずっと土の中でこのときを待っていて、やっと穴から這い出て脱皮できたと思ったら、悲しいかな網に囲まれいたということのようだ。
可哀想なことをしてしまったようだ。
なんとか救い出して自由な外界へ羽ばたかせようとしたのだが、見失った。
それに既に夕暮れ間近の時間であったため写真が撮れなかった。
きっと明日には鳴き出すのかもしれない。

水戸地方気象台では、例年7月の中旬要りが初鳴きのようなので、やはりちょっとは早そうだ。
一般的には蝉は初鳴きを観測するのだろうが、蝉自体の姿を先に見てしまったので図らずも『初見』ということになる。『ニイニイゼミ 初見』というのは観測項目にないだろうし、寡聞にして知らない。

今宵も、食事の後にホタルが確認できる場所に行ってみた。
昨日までは少なくとも3つの光の点滅は確認できたが、今宵はひとつだけになっていた。

この時期が、この辺りでのホタルからニイニイゼミへの季節の主役が交代する時分のようだ。
じっくりと周囲を観察するといろんなことに気付き、楽しい。
そういえば、田植えの頃にあれだけ騒がしく夜空に響いていたカエルの鳴き声はまったく無くなった。時折、ウシガエル(食用ガエル)のモーモーという低い鳴き声が聞こえるくらいだ。
初夏代表の主役も表舞台から姿を消してゆき、徐々にだが、でも確実に夏に向かって季節が移ろってきている。
明日には蝉の鳴き声が聞かれるだろう。
こんなのもたくさんいる。
(本文とは全く関係ない)

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