2012年11月17日土曜日

水郡線にラッピング列車が走る

先日のことだが、水戸駅構内の外れに停車している水郡線車輌キハE130系がラッピングされているものを見かけた。
ラッピングとは、広告などを印刷したフィルムを車体に貼付ける『ラッピング広告』を施すことだ。つまりは車両全体を広告とするものだ。

常磐線の動いている列車内から見たのがほんの一瞬だったため、『奥久慈清流ライン』とだけは読み取れたが、他に何が描かれているのかは分からずじまいだった。

その時、『そうだよ、奥久慈清流ラインの知名度を上げるにはそれぐらいしないと。やっとそういうこともやってみようと考えたか・・』と思った。

         

しかしながら、その列車が走るのを見かけることはなく、忘れかけていたが、今日その車両が走ることを知った。
・   水郡線にラッピング列車
ちゃんとJR東日本・水戸支社のHPにても発表されている(11/16 新着情報)。
16日から運行が開始されているが、16日は水戸〜常陸大宮間で、17日以降が水戸〜郡山・常陸太田のようだ。
・   水郡線ラッピング列車運行予定表 

車輌には福島県も含めた沿線市町村の観光素材と、福島県の復興スローガンが書かれているという。
水郡線全線が関わりを持つ素晴らしい試しみである。拍手を送りたい。
クドいようだが、『奥久慈』やら『清流』だけで水郡線のイメージを語ると、地域が狭い範囲で限定される気がしているので、この愛称には不満である。もっと福島を含めた全沿線がイメージ出来るモノでないとダメ、というのがワタクシの思いだ。

         

予定表によれば、来年3月末までの運行らしい。
もったいないと同時になぜ、と思う。
地震と原発事故の被災地・福島の復興は、皆の願いでもあるし、忘れてはならない。
同じ線路でつながる沿線に住む住民として、また隣人として当然のことだ。
今後かなりの長期間、重たい課題を背負って行かねばならぬ福島県を、茨城県民も決して忘れず応援し続けるためにも、ずっとこのままラッピングを続けられないものかと思う。

次のラッピングの予定があるならば別だが、そうでないのならも、このスローガンや観光素材を外さずおくこと(ぐらい)は、そんなに難しいことではないと思うのだが。
この類いの広告は、県(茨城・福島)の屋外広告物条例の規制を受けるのだろうが、行政的な手続きだけであれば、継続実施に大した障害はないのではないか、と素人レベルでは思う。

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