2012年11月7日水曜日

有機堆肥作り

ここしばらく毎日のように籾殻を焼き続けてきた。
籾殻焼きの煙りは独特の臭いがある。。
この煙りを浴びた衣類はかなり不快である。
まさに燻製にされた気分である。

この作業の期間中、風向きによっては煙りが自宅建物の洗濯物の方向に流れてしまうこともあって、ずいぶんと家人には迷惑をかけた。

そんなこんなであったが、どうにか堆肥作りに必要十分な量が確保できた。

         

この籾殻燻炭と落ち葉を元にして、有機堆肥を作る作業を開始した。
近くの山から切り出した竹で囲いを作った。
3メートル四方でほぼ9平方メートルの広さ。高さは70センチ程。
ここに、刻んだ藁、籾殻燻炭、山でかき集めた落ち葉、米糠、油かす、を何層にも分けて順番に積み重ねてゆく。
堆肥用の竹囲いを作った。
右の樹が例の『ポポー』である。
囲いの奥の黒いのが籾殻燻炭の山。
本来であれば、紅葉が終わり落葉した落ち葉を集めて入れるのだろうが、昨年の落ち葉が大量に山の斜面に残っており、程よく腐葉土と化しているのでこれをかき集め運び込んだ。
昨日(11/6)の雨で適度に湿っており、堆肥作りには都合が良いが、運ぶには大層重たい。
結局、今日は20袋を運び込んで日没終了と相成った。

         

この落ち葉集めをしている山は、屋敷からの地続きでもあり、堆肥用囲いからも50mほどの距離である。
今後、落ち葉の腐食を早めるため水の散布が欠かせないが、隣の溜め池までは25歩の至近距離である。
各種のロケーションには大変恵まれている。すばらしい環境である。

300リットルは入るであろうネット袋に詰め込み運ぶ
燻炭・藁・落ち葉(腐葉土)・糠・油粕を重ねて踏み込んでゆく。
         

困ったことだが、農産物をはじめ野外のこういったものは、昨年の原発事故による『放射性物質』汚染の心配がある。
厳密には、常陸大宮市も無償で行っている『放射性物質検査』でBq値を調べないと正確なことは分からない。
が、手元には昨年購入した簡易放射能測定器『ポケットGamma(ガンマ)くん』があるので、これで調べて一応の安全性を確保している。
市が公表している公立学校の放射線計測値(10/29〜11/2 地表5cm)は、0.09〜0.12μSV/hの間である。
我が家の山での計測値は0.06〜0.13μSV/hであり、市の計測値と大差ない数値だった。

今回もポケットGamma(ガンマ)くん、大活躍だ。
高価な買物だったが、安全・安心が目に見える形で示されるのは有難い。
購入しておいて良かったと思っている。






ちなみに、このあたりの生活空間、地表1メートルの放射線量は0.06〜0.13μSV/hであり、市内公立学校の計測値と大差ない。

ということで、この山の落ち葉は堆肥に使用しても問題ないレベルではないかと思う。

         

午後3時頃、急に暗雲がたれ込め雷雨となったため、作業を中断した。
雨は短時間で止んですぐに太陽が射した。
すると東の空に虹が現れた。

久しぶりに見た虹だ。
しばし見上げたが、数分後には儚く消えていった。
これはきっと(何かは分からぬが)瑞兆である、と思いたい。。。。

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