夏場にはあんなに大きく元気な葉を広げていたサトイモも、霜に当って茎・葉がすっかり萎れてかつての姿は無い。
霜柱が立つようになり、茎は倒れ込んだ |
土が凍る寒さが来る前にサトイモを堀り上げ、別途準備した穴に保存する。
適度な湿度と比較的安定した温度が見込める、地表から60cm程掘り下げた土の穴=土壙である。
昔から一般的に行われている根菜類の保存方法だ。
まさに天然の保管庫、である。
堀り上げたサトイモは子・孫の芋がついたまま、逆さまにしてこの土壙に並べてゆく。
最後に芋の上に藁を被せ、その上に土を乗せて終了。
藁はいろいろな局面で使うことができる 便利な資材だ |
藁束をいじったついでに、ミツバチ達の住居=巣箱にも藁で寒さ対策を施した。
藁束を編んで、巣箱に巻き付け囲んでみた。
藁束の長さが現在の巣箱5段にちょうど良い長さであった。
どれほど防寒の効き目があるかは分からないが、何もしてやらなくて北風の中に巣箱を晒すよりはましだろう。
ミツバチ達にとっても冬は厳しいはず。
少しでも暖かくして冬を凌ぎ、また来春を迎えて欲しい、との飼い主としてのせめてもの気持ちだ。
藁束の腹巻きという感じだ |
だが、敵襲来と感じたのだろう、スクランブル発進したハチ達が必死になって襲ってきた。
すぐには理解してもらえないだろうが、これで少しは暖かく過ごせるはずだ。
許して欲しい。
花が少ない時期だ 菊にもミツバチはたくさん集まっている |
今、イチョウの黄色い葉が舞落ちるピークを迎えている。
ちょっとの風で夥しい葉が舞う。
真っ青な秋空に、黄色い彩り。
秋の印象的な一コマ。
0 件のコメント:
コメントを投稿