2011年12月22日木曜日

一陽来復 一陽来福

今日は冬至。
蘊蓄など語らず、つべこべ言わずに柚子の香を鼻腔で愉しみ、単純に柚子湯に浸かるべし。
「冬至」は「湯治」に通じるとだか・・・
「柚子」は「融通が効くように」とのゴロ合わせからだとか・・・
東京・早稲田の穴八幡宮は一陽来復のお札、隣の放生寺は一陽来福のお札、それぞれ冬至の日から頂ける、だとか・・・。
・・・もうそんなことは、どうでもよろしい。
鼻の下まで湯に浸かり香りを楽しんでいると
ついウトウトとしてしまう。
素晴らしい日本版アロマセラピーだ。
一陽来復の日。。ゆったりと柚子湯に浸かれるこの平凡な日常に感謝だ。
日本ではいろいろ不幸なことがあった今年である。来年は世の中が良い方向に向かうといい。
さあ、明日から少しずつ昼が長くなるぞ。

柚子摘みし 時より待ちし 此の日哉 (eb) 
鼻先に 柚子当たり覚む 仕舞風呂 (eb)


         

※ 一陽来復(「大辞泉」より)
1 《易(えき)で、陰暦10月に陰がきわまって11月の冬至に陽が初めて生じることから》陰暦11月。または、冬至。《季 冬》
2 冬が去り春が来ること。新年が来ること。「―の春」
3 悪いことが続いたあと、ようやく物事がよい方に向かうこと。「―を願う」

※※ 東京早稲田にある穴八幡とすぐ隣の敷地にある放生寺では、冬至の今日から節分までの間、金銀融通のお札が頂ける。穴八幡のお札は『一陽来復』だが、放生寺では『一陽来福』となっている。このお札を冬至の24時に壁の高いところに奉る(=貼付ける)のだそうだ。穴八幡『一陽来復』・放生寺『一陽来福』

1 件のコメント:

  1. 柚子湯に浸かんで気持ちがよさそうですね。

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