2013年6月7日金曜日

八大竜王雨降らせ給え の一方でホタルが飛び始まった

雨が降らない。
今夕の気象予報で示された週間予報では、あと一週間は降りそうもない見込みだ。

既に谷津にある田んぼは干上がる直前。
土にヒビワレが出来はじまって、ごく一部だが、稲が茶色く枯れてしまった部分もでてきた。
なす術無く・・・
まずい事態だが、どうしようもない。なす術がない。
ここの谷津の田んぼ一枚の1/3ほどで、紫黒米を栽培している。
この状態が続くようだと、収穫に影響が出そうだ。
まさに天に祈るかない。

         

昔(といってもずいぶん昔の鎌倉時代の話だが)、『時により過ぐれば民の嘆きなり 八大竜王 雨止め給え』(金槐集)と源実朝は詠んだ。
梅雨が明けず降り続く雨を止ませてくれるよう、水を司る神様の八大竜王に時の権力者であり歌人でもあった実朝が頼んだものだ。
降り止まない雨も困りものだが、降って欲しい雨もある。
まさに神頼み。なんとかしてよ、お願いだから、の切なる祈りは同じだ。要は雨乞いだ。
『八大竜王 雨降らせ給え』。。。。

         

一方、ホタルが水路脇の草むらやその近くの田んぼの中で飛び始まった。
また始まった仄かな光の競演。
去年よりは点滅する個体数が多いように思う。
これではなんだか分からないが・・・
フラッシュを発光させて写すと、淡い光を点滅させていたホタルが稲の茎にとまってる
空梅雨を心配しつつも、ホタルの飛び交う風情ある初夏の夕べを楽しんでいる。

夏は来ぬ』(佐佐木信綱作詞・小山作之助作曲)の世界がここにはある。
なんともいいもんだ。

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