2013年6月9日日曜日

渡辺さんちの田植えは来週かもしれない

正確な記憶はないのだが、子供の頃の昔(昭和40年代)の田植えは、昨今よりは半月以上遅かった気がする。5月末から6月上旬に行っていたのではないかと想う。
なにしろ、今のようにビニールハウス内で温度を保ちながら苗を育てる訳ではなかった。
特定の田んぼに『苗代』を作り、種を播き保温のための油紙の覆いを掛けて、全くの自然の気温で苗を育てていた。
その苗が程よく成長した時分になってから田植えと相成った。
要は外気温が上がって安定して暖かい日が続かないと、そもそも屋外の苗代では苗が育たないのである。
だから、連休中の田植えなどはこの地では無理だったのだと思う。
(それにそんなに焦って早めに田植えする必要性もなかったはずだ)

時期的にも入梅となり降水量も増え田んぼには水量が十分に確保できたのだろう。
(田植えの日は早朝から家族総出で苗代にて苗束造りを行った記憶がある。機械植えではそんな作業も不要となり、単にビニールハウス内からトレイを運び出すだけになった。良い思い出である)

いまや4月末〜5月初頭の連休中に田植えするのがすっかり一般的になってしまった常陸大宮市・当地域である。
なので、いまこれから田植えを行う田んぼというのは結構目立つ。
昔ながらの苗の生育法を実践している訳ではないのだろうが、これから田植えをする田んぼがあった。

         

昨日(6/8)、車で通り過ぎた市内某所の山に囲まれた場所の田んぼは、これから田植えをするらしく、そこだけが取り残されていた。
代かきが済み、田んぼ面のトロトロの土がきれいに均された状態である。
田んぼの隅には、植えるのであろう苗が準備されてきちんと並べ置かれていた。
手前の田んぼは既に半月以上前に田植えが済んでいるが、
その奥のL字型に曲がった形の田はこれからだ。
(2013/06/08撮影)
田植機で苗を植えるには水の量が少なすぎる気もするが、手で植える場合に目印の筋を泥面に付けることから、この程度が望ましいのかもしれない。
毎年ここの田んぼは、何人もが田んぼに入り、手で苗を植えるのを知っている。

そう、この田んぼこそが、かのTBS『金スマ ひとり農業』渡辺ヘルムート氏の田んぼだ。
この整った準備状況からすると、田植えは来週に違いない。
安住アナ(駒田アナ)、中居氏、ベッキー氏、大竹しのぶ氏、ベッキー氏、室井氏、假屋崎氏・・さて今年は誰が常陸大宮市においでになるのやら。
来週も連続して晴れるようなので、良い田植え日和になることだろう。

         

先週の金スマひとり農業の番組中でサワリを紹介された『建築物』は、やはり3月に見たあの場所にある建物だった。レンコン畑の上の山の部分にはっきりとTVで映った窯のような姿を確認できた。
その建物の場所に続く立派な路までもがきれいに作られている。
さて、あれは何でしょうかね。
田植えが中心となるだろう『ひとり農業スペシャル』番組を楽しみに待ちましょう。

そして居宅の屋根に張った芝もしっかり根付いたようで・・というか他の雑草のほうが目立つくらい生い茂っている。容易に草刈りが出来ない場所だけに、これからどうするのかと余計な心配もするのだが。
この建物も、いまやすっかり風景に馴染んできている感じだ。

どうやら静かな山里の田に、田植えの賑やかな声がこだまする日が近いようだ。

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