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2015年6月7日日曜日

6月7日 はホタル帰る、日

毎年、6月7日を迎えると『ホタル帰る』という本を思い出す。
先の大戦末期に沖縄戦で特攻隊として出撃していったある特攻兵士と、出撃基地近くの食堂・富家食堂の鳥浜トメとの、出撃日夜の実話を綴ったものである。
その話の日が6月7日の夜である。
小生の拙文で内容を紹介すると、この本が伝えようとする真のメッセージが正しく伝わらないのでこのリンク先を参照してほしい。(→ ホタル帰る )

死んだ人の魂や大切な人への思いがホタルという姿・形になり、残された人々のもとに帰りくることがある、ということ。ホタルの儚げな光に死者の魂や念のイメージを重ねるのだろう。
                  
この本を読むだけでも十分に心は揺さぶられ涙してしまうのだが、この現場となった鹿児島県知覧にある『知覧特攻平和会館』を訪れ、特攻兵士の遺品、遺書、遺影の膨大な展示内容を前にすると、より強く心は揺さぶられ、心ならずも動揺してしまう。
この場所を訪れた時の小泉首相も、遺品、遺書、遺影を前に涙している。
ここのテーマは特攻の美化でも戦争の肯定でもなく、ただ死んでいった人たちへの深い鎮魂と平和を希求する強いメッセージに他ならない。

小生もかつて、知覧飛行場跡地の知覧特攻平和会館と富屋食堂を訪れたことがある。
なんとも陳腐な言い方だが、幾多の出撃=死を前にした数々の人間の心の葛藤とドラマが繰り広げられた地であって、ここの歴史を知って訪れるとたいそう重たい場所だ。
この場所が飛行場の跡地であるということ。そして展示品の数々。出撃前の夜に最後に過ごしたという三角兵舎。道路脇に建つ多数の灯篭。最後に目にしたであろう山々。
これらを目の当たりにすると苦しくなるほど迫りくるものがあり、押しつぶされそうになる。誰しもが同じ思いを抱くに違いない。今なお英霊たちの魂が漂っている感じと思えなくもない。
靖国神社とはまた違う、英霊の鎮魂の地といってもよい。
よくある観光スポットではなく、鎮魂と平和祈念の地なのである。
この本『ホタル帰る』と同様に、映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』はこの知覧が舞台である。現地を訪ね歴史を知ると涙なくしては見られぬ映画である。(上記のリンクは予告編だが、これだけのさわりでも泣けるに違いない)
                  
6月23日は沖縄戦の組織的戦闘が終結した『慰霊の日』である。
ちょうど70年前の今頃(6月上旬)は沖縄では壮絶な最後の戦いが行われている真っ最中だった。特攻の兵士も沖縄の住民も、(連合国軍の兵士もだ、)本当はもっともっと生きたかったはずの幾多の人たちの、死があったのである。
いろんな思いを胸に、ホタルに向ひて合掌。
                   
ちなみに、今日6月7日は亡母の22回目の命日。
そういえばホタルが出てくる時期だったのだなと、毎年のことながら思い返す。
今宵もホタルは我が家裏の田んぼで光っている。

2015年6月6日土曜日

2015年 ホタル初見

今年も背戸の田んぼの側溝にホタルが飛び始まった。
ちゃんと季節を忘れずに、ケナゲに飛び始めるホタル。
去年2014年の初見日は6月4日だった。

まだほんの2匹しか確認できないが、暗闇の中に淡い仄かな点滅する光を見つけると、心が鎮まる。
これからしばらくの間、夕食後のひと時は観蛍タイム。仄かな明かりを見つけるため目を凝らして田んぼや水路周辺を見る。
ただ日没後は肌寒いので長居はできない。

ちなみに水戸地方気象台のホタル初見日の平年日は6月6日の今日。
ただし、今日の現時点(2015/6/6  20:00)ではまだ水戸地方気象台HPのホタル初見日は空欄だ。
梅雨入りも近そうだ。暑い夏がまたやって来る。

2014年6月4日水曜日

2014年 ホタル初見

5月末から日中の最高気温が30度を超す真夏日(気象庁観測点である小瀬の
実測値)が続いていたが、昨日(6/3)と今日(6/4)はちょっと一段落だ。とはいえまだ6月になったばかりなのに暑い。

そんな日中の暑さが嘘のように涼しくなる午後8時ごろ、6月に入ってからはすぐ近くの田んぼと水路を眺めることを日課にしている。
ホタルの仄かな光を探すためだ。
昨日の同時刻には5分ほど眺めていても全く確認できなかったが、今宵は2匹のホタルの点滅を確認した。
2014年ホタルの初見である。
         
また今年も出会えたホタル。
なんてことはないただのホタルの光だが、妙に嬉しい。
これからその数を増して行ってくれる。
去年は7月20日過ぎまでホタルが見られたが、さて今年はどうだろう。
しばらくの間、涼みがてらホタル観賞の夕べが続く。

特別な場所に行かずとも身近にホタルに出会える東野の里山と田んぼの水路。
なんとまあ幸いなことであろうか。感謝だ。
         
場所はこの赤い点線あたり。玉川村駅から北に200mほどの田んぼ脇の水路。

暗くなった午後7時半くらいから午後9時あたりまで見られる。
ただ乱舞するほどの数はいないので、じっと草むらを凝視して見つけることができる程度だ。
そうやって見つけたホタルの光は、ちょっとした感動モノであることだけは確か。
お近くの方で(遠方の方でも当然に可だが)この場所がわかるか方は是非一度どうぞ。

2013年7月23日火曜日

未だにホタル

今日(7/23)の常陸大宮地域は夕方に強い雨が降った。
めっきり涼しくなった今宵である。
薄暗闇の田んぼに涼風が吹き抜ける。
日課になった感があるが、夕涼みのひとときに背戸の田んぼを眺めている。

田んぼ脇の水路の草むらに目をやると、点滅する仄かな光が数個。
まさかと思ったが、ホタルがまだ(また?)いた。
既にホタルが光る季節は終わったものだと思っていたので、予想外の出来事だった。
いつも光を放っている草むらは、何回も何度も刈り払われている。
水路も何度も大水が出て底の砂からが流されている。
だがそれでも、こうやってまた出てきてはひっそりと人知れず光っている。
なんと健気で、愛おしい存在であることか。

この地区では、来月上旬に無人小型ヘリによる農薬の空中散布が行われる予定だ。
生息地の直撃ではないためか、毎年散布されているもののこうやって毎年ホタルは姿を現してくれる。
来年もここでまた逢えることを、祈るような気持ち半分だが、楽しみにしている。

2013年6月12日水曜日

ほのかにうち光りて行くもをかし

かの清少納言は言った。
『夏は夜。月の頃はさらなり。闇もなほ。螢の多く飛び違ひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。』

今宵も、我が家近くの田んぼに続く草むらでは、たくさんの蛍がうち光りて、飛び交っている。
清少納言の琴線に触れたと同じ『をかし』がある常陸大宮市東野の今宵である。

そっと手にとっても点滅は続く。慈しむべき蛍だ。

このようなものが、ごく普通に愛でられる生活は、いいなあとつくづく思う。
現代においては最高の贅沢の部類にはいるだろう。

蛙の鳴く音を聞きつつ、葉蔭の光の点滅を見つめ、空を舞う点滅する光を追う。
なんと風流であることか。

今年は例年になく蛍が多く飛び交っている。年々その数が増えてきているような気がしている。
かけがえのない環境だ。
かつて農薬散布がごく普通に行われていた時代には、このような光景はあり得なかった。
小昆虫であるが故に、僅かな環境の変化も彼らにとっては脅威的な変化のはずだ。
蛍が棲息できる環境は、人間にとっても安心できる素晴らしい環境に違いない。
ここまで回復してきた良き環境である。今後もずっと大切にしたい。
われわれの役割も大きい。

2013年6月7日金曜日

八大竜王雨降らせ給え の一方でホタルが飛び始まった

雨が降らない。
今夕の気象予報で示された週間予報では、あと一週間は降りそうもない見込みだ。

既に谷津にある田んぼは干上がる直前。
土にヒビワレが出来はじまって、ごく一部だが、稲が茶色く枯れてしまった部分もでてきた。
なす術無く・・・
まずい事態だが、どうしようもない。なす術がない。
ここの谷津の田んぼ一枚の1/3ほどで、紫黒米を栽培している。
この状態が続くようだと、収穫に影響が出そうだ。
まさに天に祈るかない。

         

昔(といってもずいぶん昔の鎌倉時代の話だが)、『時により過ぐれば民の嘆きなり 八大竜王 雨止め給え』(金槐集)と源実朝は詠んだ。
梅雨が明けず降り続く雨を止ませてくれるよう、水を司る神様の八大竜王に時の権力者であり歌人でもあった実朝が頼んだものだ。
降り止まない雨も困りものだが、降って欲しい雨もある。
まさに神頼み。なんとかしてよ、お願いだから、の切なる祈りは同じだ。要は雨乞いだ。
『八大竜王 雨降らせ給え』。。。。

         

一方、ホタルが水路脇の草むらやその近くの田んぼの中で飛び始まった。
また始まった仄かな光の競演。
去年よりは点滅する個体数が多いように思う。
これではなんだか分からないが・・・
フラッシュを発光させて写すと、淡い光を点滅させていたホタルが稲の茎にとまってる
空梅雨を心配しつつも、ホタルの飛び交う風情ある初夏の夕べを楽しんでいる。

『夏は来ぬ』(佐佐木信綱作詞・小山作之助作曲)の世界がここにはある。
なんともいいもんだ。

2011年7月1日金曜日

ホタル鑑賞の夕べ

今年も蛍を何日も観察できた。
群れて飛ぶほどではないが、草むらの中で仄かな蛍光の点滅をいくつか確認できるだけでもうれしくなる。
身近なところにホタルが生息しているというだけで、リッチな気分になれるから不思議だ。


この近辺に生息するのは、ヘイケホタルだ。
流れの速い渓流を好むゲンジホタルに対して、田んぼや畦の比較的水の流れの緩やかな水辺を好むヘイケホタル。
この生息環境の違いの特徴からも、このホタルはヘイケホタルであろう。

         

7月に入り既にホタルを愛でる季節も終わったと思っていたが、今夜もまたわが家近くの田んぼの畦で、仄かな点滅を数カ所発見して嬉しくなった。



はなはだ頼り無げな光だが、なんと幽玄で魅惑的な光なのだろうか。

ここは誰にも知られていないホタル鑑賞スポットだ。
夕食後、田の水面を渡る涼風にほろ酔いの頬を冷やしながら、ひとりホタルを鑑賞している。
この贅沢、何ものにも代え難いひと時を独占している幸せ。
田舎暮らしでこそ味わえる至福のひと時である。

         

間もなく本当にホタルの季節は終わる。
これから産卵の時期だ。
来年は今年以上に多くのホタルが飛び交うよう、切に願っている。

2011年6月4日土曜日

1,000 pages of views  &  the firefly turned up!

I thank for your reading my blog.
I achieved 1,000 pages of views.
I am surprised that you access this blog from all parts of the world.
With your continued patronage thanking you in advance.

And today, the firefly turned up for the first time this year.

今日、ページビューの累計が1000を越えた。
このような拙いブログを閲覧してくださることに感謝申し上げたい。

3月9日から、88日目にして大台突破となった。
途中に東日本大震災があったりで更新できなかった日々もあったが、なんとか日々の田舎暮らしの様子をお伝えしてこられた。

ちょうど良い節目であるので、ブログの統計機能からいくつかの数値をご紹介したい。

1.参加者
  日本     899     イギリス    9
  アメリカ    41     シンガポール 5
  マレーシア  15     台湾      4
  ドイツ     11     インド     3
  オランダ   11     韓国      3
          
  ★世界各地からのアクセスがこれだけあることに驚いている。
   日本語のみのサポートである。おそらく在外日本人の方がご覧になっているものと推測する。
   (何の変哲も無い)茨城の田舎の風景を今後もお伝えできればと思う。

2.Operating System           3.ブラウザ
  Windows        917   (93%)          I.E         758   (75%)
      Macintosh        40   (  4%)                    Fire fox  103  (10%)
      Linux                16  (   1%)                   Chrome    81 ( 8%)
      iPhone                6  (  -   )                     Safari       55 ( 5%)
     Android               4 ( -   )                     Opera        5 ( - )
     Other Unix          2   (  -  )                      Mobile       3 ( - )
      ipod                   1  (  -  )                       Flock         1 ( - )

       ★Windows、I.Eが多いのは予想通りだが、多種多様のOS、ブラウザからアクセスだ。
    Mobile端末が普及しているのだろう。
    でも、このブログは携帯のような小さな画面で見るのはつらいのではないだろうか。

4.検索されたページビューの多いもの
  抜き打ち井戸関係     93ビュー
  蜜蜂関係          33ビュー
  山で暮らす楽しみ関係  30ビュー
  水郡線復旧関係      24ビュー
   ★やはり目的を持ってキーワード検索しておられる方が多いようだ。
    井戸掘り、あるいは蜜蜂を調べていて、たまたま当ブログにアクセスされた方が多い。
    検索機能はネットの素晴らしい機能であるとつくづく思う。

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ブログ表紙の田んぼに、今宵、初めて蛍が姿を見せた。
今日、気温が上がったためだろう。
数は3匹とまだ数えるほどだ。
仄かに点滅する光を見つけて、うれしくなった。
これから暑くなるにつれて、おそらく数も増えてゆくのだろう。

ホタルは飛んでいるわけではない。
残念だが、これは手振れである。
簡易デジカメの撮影の限度を痛感した。

2011年4月16日土曜日

自然の回復

ずいぶん昔のことになりますが、かつてこの地域にも、農薬散布のヘリコプターが飛んだ時期がありました。
初夏のころ、朝早く、田んぼの上をヘリコプターが何度も飛び、真っ白な粉をばら撒いてゆきました。
当時は、散布される農薬がもたらす効果にも、またその負の面である「自然破壊」などにも、考えが及ぶ年齢ではなく、ただその湿った朝もやの中の異様な臭いだけが、鮮明に記憶に残りました。
それと時を同じくして、この地域では田んぼや小川にいたドジョウやタニシやフナを見かけることが少なくなってゆきました。あれから、何年もの年月が流れました。
農薬問題が社会問題となり、いつしかこの玉川村駅周辺の田んぼにもヘリコプターは飛ばなくなりました。

数年前から、わがひたち里山ファーム&ガーデンの田んぼには、ホタルが飛んでいます。乱舞するほどの数ではありませんが、真っ暗闇のなかに仄かに点滅する光を確認することが出来るようになりました。子供のころの記憶にもない、この地で飛ぶホタルの仄かな光です。
いろいろな条件が揃ってはじめてホタルは生息できます。この当たり前の姿に自然が戻るまでに、実に40余年の歳月がかかっています。今年もまた6月の宵に、きっとその姿を見せてくれることでしょう。
また、田植え前の田んぼでは、タニシの貝の姿をいくつも確認できます。ホタルほどの優美さはないにしても、立派な自然の回復の象徴といえます。着実に自然は昔の姿に回復してきているといえるでしょう。

まもなくこの地域では、田んぼの多くに水が張られ一気に田植えの準備が始まり慌しくなります。ここひたち里山ファームでも5月の連休の時期の田植えを目指して準備が始まっています。

冬の間に一度耕してある田んぼに、これから水を廻します。水路からの水の誘導、出口の封鎖、水漏れ箇所が無いかどうかの確認・・などなど。田植えまでの地道な作業が続きます。

この時期はまた、夏野菜の作付けの時期でもあります。トラクターの装備を田んぼ用(田掻き用)に取り換える前に畑を耕します、野菜作りの準備も平行して行っています。
里山の畑では、慌しくも楽しい、そして美しい時期を迎えます。


畑の周囲に自生するスミレも満開
☆水郡線は4月15日から水戸-常陸青柳駅間がやっと再開しました。これで全線で復旧となりました。相変わらず余震は続いていますが、いつもの・今までどおりの、のんびりした風景です。