2013年3月2日土曜日

シイタケ原木の玉切り

『玉切り(たまぎり)』
立木の伐倒後、枝払いをし、木の特徴に合わせ規定の寸法に切断して素材丸太にすること。切断された丸太を玉という。(大辞林)

         

今年もまたシイタケ原木の玉切り時期となった。
昨年の暮れに切り倒しておいた原木用のコナラや山栗の木。
枝を払い、1mの長さに切り揃えた。この状態で更に放置して、切り口に細かなヒビワレができる状態にまで乾燥させることにする。菌を植えるのはそのあとだ。

原木とする木も直径20cm程度となると太すぎ・重過ぎて後々扱いに困るので、残念ながら薪にするしかない。直径5cm以下も細すぎて用材とならない。細いほうが菌の回りが早くて良いとの研究報告もあったように記憶しているが、原木としての寿命は短いはずなので使わない。

         

当たり前のことだが、木の切断面には年輪がある。間隔が密に詰まった場所もあるし、広い場所もある。
作業の合間に、いつもこれらの年輪を数える。
何年前がどのような年輪の幅で成長がどうだったのかを確認するクセがある。木の歴史を想うのだ。
そしていつも考える。その頃に自分は何歳でどこで何をしていたのか、その時にこの木はここでこれだけの太さだったのかぁ・・と。
そしてさらに、オレはこの間に何を残してきたんだろなぁ、単に年取っただけかも・・とも。
まさに光陰矢の如し・・・だ。
このコナラは樹齢30年ほど。
年輪幅は安定しているところを見ると、成長は比較的容易だったようだ。
残念ながらこの部分は太すぎてシイタケ原木には適さない。

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