2013年3月28日木曜日

ブルーベリーに防鳥ネットを張る

ポポーの樹もそうだがブルーベリーも各枝に新芽が膨らんできている。
昨年暮れに木の根もと周辺に籾殻マルチを敷き、雑草対策・乾燥対策とした。最低限の枝の剪定も行った。
これから花の開花・受粉・結実と進み、成長が楽しみな時期を迎える。
そして夏、今年もたくさんのお客さまをこのブルーベリー園にお迎えできると嬉しい。

         

そのためにも鳥による食被害を避けたいところだ。
一昨年には有り合わせの部材で防鳥ネットを張ったのだが、一定の効果は確かにあった。
昨年はといえば実が思ったほど付かなかったのでネットを張るのを止めた。

さて今年である。
ことしは春から初夏にかけてのブルーベリーの生育時期には、どのような天候になるのだろうか。
豊作か不作かは神のみぞ知るだが、この際ある程度しっかりした(数年は持つような)ネットを張り巡らせ、収穫時期に鳥にヒヤヒヤしなくて済むようにしたいと思った。
本格的に作るのであれば、単管パイプできっちりと組み立てるべきなのであろうが、あまりにコストがかかる。元手もないし手が出ない。
無理してやったところで到底割にあわない。
専門の大規模観光農園などでは、給水設備費用とネット敷設費は初期投資としては重たく、収穫時期の入園料や加工品の販売程度では償却が困難なのではないかと思ってしまう。

ということでパイプの代替として竹を使うことにした。
入念な現場測量と精緻な設計図の元、必要な部材を揃えて、設置工事を開始した。
竹は適当な太さのものを近くの家から頂いた。さすがにネットだけは(一昨年使用したものを再利用するが足りないので)追加購入した。
支柱の基礎には、傾き防止のためにブロックを十字に埋め込み、穴に竹を立てて埋め込んむという工夫もしてみた。
(バケツに入れた水とホースを使った簡便法で)しっかりと水平を求めたうえで、それぞれの支柱の先端が同じ高さになるようにもした。

         

結論から言うと、結構まともで満足できるものが3人日ほどの作業量で出来上がった。
細かな部分はかなりイイカゲンなものとならざるを得なかったが、鳥の被害を防ぐという大目的は十分に達成できるものだ。
素人がコストを掛けずに手作業で作るのだから仕方ない、と自分を納得させている。

一応のサマにはなっている
実に精緻な設計図に基づいたものの、出来上がりの各部に誤差が発生した原因は明確だ。
竹は撓(たわ)むのである。
この撓み具合が部分によってかなり差があるため、ある部分はゆったり、ある部分はきつくなったりしている。ある程度は計算していたものの、想定以上の撓みだったのである。

特に、地面近くは基礎をしっかりしたので曲がりは少ないが、先端に行く程ネットの重みとたわみ防止のワイヤーで(きつく引っ張っているため)内側に曲ってしまう。
各柱の上と下でずれが発生してしまったわけだ。
本当はキレイな長方形を目指したのに、台形になってしまった・・。
撓みや反りがない単管パイプで作るとこんなことはないだろうに。
精緻な設計図をよそに、最終段階ではかなり大胆な大ザッバな作業をしてしまった。
ネット張りの支柱と梁には竹材は使わないほうが良い、というのが今回得た教訓だ。

いまのブルーベリーの葉芽・花芽はこんな状態だ。
5月上旬ごろに花が満開になる。
折角苦労して作った防鳥ネットだ。
たくさん実を付けて欲しいと願っている。

         

今年も多数のお客さまのご来園をお待ちしています。

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