計画的に植えた花はもちろんのこと、勝手に生えて増えた花、まったくの野生の花、などなど。
今盛りの菜の花ですが、近いうちに実を結びます。いわゆる菜種です。
種が飛び散り、来年再びここが黄色の絨毯となります。
とにかく数多く種子を生産し、一面に飛び散らせ、子孫を増やそうとする生存戦略です。
小径は水仙、ムスカリ、チューリップ、タンポポなどで溢れている |
どうやらこの辺りのタンポポはセイヨウタンポポのようだ。 花のすぐ下にあるつぼみを包んでいた葉(苞という)が反り返っているのが特徴 |
種子が白い綿毛となっているものが数多く見られるようになってきました。
タンポポは、種子を風で出来るだけ遠くまで飛ばし、子孫を少しでも遠くに残そうとする生存戦略です。
同一地域に固まっていては、絶滅のリスクが格段に高くなります。
もしかしたら菜の花ほど発芽率は高くなく、ひとつの花から出来る種子の数もずっと少ないのかも知れません。
このあたりに菜の花とタンポポの生存戦略の違いが見て取れ、面白いものがあります。
いずれにしても、自然界の生存を賭けたDNAの凄さを感じます。
そういった凄さは別にして、この種子の綿毛、自然の造形として見ると、実に美しいのも事実です。
人間のチカラなんて到底及びません。
この一本で種子はいったい何個ぐらい付いているものなのだろうか? |
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