2011年4月27日水曜日

AM6:00 野薔薇 PM5:00四季の歌

いきなりであるが、常陸大宮市にも『常陸大宮市防災行政無線局(固定系)運用細則』なるものがある。つまりは、防災無線の運用について定めた決まりごとである。
この決まりに従い、3月の東日本大震災で断水した折には防災無線を使って給水の場所や時間の連絡等々の情報が毎日流された。また平常時においては、市内で火事が発生している時など放送がなされている。
その細則の第五条(放送時間)三項には
『平常放送のうち音楽放送は,屋外子局により毎日午前6時,正午及び午後5時に行う。』とある。

この定めによって、毎朝夕に屋外設置の柱に取り付けられたスピーカーから音楽が流される。
その音楽が、朝はシューベルト作曲のあの『野薔薇』であり、夕は芹洋子さんが歌った『四季の歌』という次第である(2011年4月27日現在。旧大宮町東野で確認している音楽であり、旧山方、旧緒川、旧御前山、旧美和など他の地区は未確認)。
おそらくは、防災無線の機器が正常に作動しているか否かを点検する要素を含めた放送であろう。

この音楽の放送時間は、冬も夏も同じ時間である。時計替わりとしての活用をしておられる方もいらっしゃるのではないかと思う。
が、冬至の時分にはまだ真っ暗い中での『野薔薇』であり、はたまた夏至の時分にはギラギラした太陽がまだ西の空に輝いているなかでの『四季の歌』である。

他の自治体では、夏と冬で時間を変えている(埼玉県戸田市などは春夏秋冬で変えている)ところが多いようである。
また、各自治体の夕方の音楽(夕焼けチャイムと呼んでいるところが多い)の定番は、『夕焼け小焼け』、『ウエストミンスター・チャイム』であるようだ(東京の23区及び多摩地区の一覧を紹介したHPより)。
なお、ここでは当市のこれら選曲の是非については、あえて触れないでおく。


だいぶ陽が延びてきた。(4/25撮影)
『四季の歌』メロディーが流れたのはもう50分も前だ。
今日、わが里山を散策した折に、『野薔薇』状の『モミジイチゴ』の可憐な白い花を見つけた。
茎には棘がある立派なバラ科植物である。5月には黄色い粒々が固まった実が生る。
初夏の山での身近なデザートである。
モミジイチゴ   (別名 キイチゴ)
こんなものも大きくなっている。綿毛に覆われた綺麗な渦巻き、ゼンマイである。
ゼンマイ
上の写真よりやや成長したゼンマイ
 また、こんなものも活動が活発化している。ヤマザクラの枝にビッシリと、居た。
ここに住む毛虫にも、生きる権利はある。

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