2011年4月28日木曜日

春の味

この季節は、食材となる山野草が随所に生長しています。
既にご紹介した『蕗』・『ゼンマイ』もそうですが、他に、タラの芽、ワラビなども。
まもなく筍も掘り出される時期です。

また、我がファーム周辺には、『コゴミ』の群生が見られます。
これも勝手に生えてきたものですが、いまちょうど綺麗に丸まった幼葉の旬の時期です。
他の草が出揃う前に芽吹くため、比較的容易に見つけられ摘み取れます。

他の草よりも早く芽が出てすくっと伸びる。

別名クサソテツとも
また生長が早いため、あっという間に大きくなり葉を広げてしまいます。
意外と旬の収穫時期は短いものですが、これだけ大量に生えているとそんな心配は不要とも。
ゼンマイのようなアクがなく、調理も容易です。
天ぷら、おひたし、胡麻和え、味噌汁の具にしてもいいな。
料理レシピサイトCOOKPADで見かけたこごみのバター醤油 』なども試してみてもよいかなと。

さてさて、今宵はいずれで春の味を堪能しましょうか。

都会の便利過ぎる生活、快適過ぎる生活はここにはありません。
あるのは豊かな自然と、すべて自然の摂理・サイクルに合わせた生活です。
人類が追求してきた便利過ぎ・快適過ぎは、人間の本来持っているはずの、生きるための本能的なチカラを退化させている気がします。
山野草を見ても、どれが何で、食べられるのか否か、どうやったら食べられるのか、残念ながら我々もわからなくなっています。つい100年前まで、いや50年前までは日本の大半が、このような生活を当たり前にしていたはずなのですが。

ここで生活していると、多少の災害等があっても、里山があって、田んぼや畑があって、川があって、そして井戸水があれば十分に生き抜いてゆけそうな気がします。
そして何よりも、都会における便利さと快適さの引換えである人混みやら満員電車のストレスやらとは無縁なのが最高です。

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