2011年4月24日日曜日

代かき 始まる

今年度初めて、田植えの前段階である代かきを開始しました。
「代かき」とは、いわば田んぼの整地作業。
田んぼに十分な水を入れ、土を水とこねて柔らかくして、つまりはドロドロにして凸凹を無くし、苗を植えられる状態の田んぼを作ります。
この作業を「代かき」と言います。田植えそのものに比べると地味な作業ではあるけれど、大切な工程です。田植えよりもこの作業のほうが、むしろ大変かもしれません。

昨日降った雨のお蔭もあってまずまずの量の水が溜まっており、いよいよ作業を開始です。

今日の天気は気持ちいい快晴。
向こうの山の中腹にも山桜が咲いてます。
まずは肥料を散布

いよいよトラクターで撹拌開始
昔は牛馬+人力で行っていた作業。大変な労力であったろう。
先人の苦労が偲ばれる。

トラクター後部に取り付けた装置内の羽根が高速回転し、土と水をかき混ぜる。
水しぶき(泥しぶき)がすごい
 
アメリカザリガニ
いきなりトラクターでかき混ぜられ、まさに青天の霹靂かもしれない。
これだけかき混ぜられてもしっかり生き延びる彼らである。

ドジョウ
今年は特に多く生息しているようだ
アカガエル
彼もここを楽園としていた住人である。まったくもって代かきなど迷惑な話だろう
アメリカザリガニとオタマジャクシ
これからトラクターでかき混ぜられることをまだ知らない

これが長靴である。
ではなくて、トラクターでかき混ぜる前の状態はこのとおりである。
冬の間に一度、田起しをしてある。
昨日の雨で水をたっぷり含んでいる。

土の偏り、高低を見ながら何度も往復し、作業を慎重に進める。
ではあるが、どうしても凸凹は出来てしまう。

そこで、熊手のような代掻き棒(レーキ)で、機械では対応できない微妙な凸凹を調整する
微調整した後の水面。完成である。水面に青空が反射して眩しい。
トロトロの泥が落ち着き、田植えが出来る状態となるまでまで約1週間ほどかかる
もう一枚の田んぼの代かき終了の頃、雲行きが怪しくなり、ついにポツポツと雨が降り出した。
雷鳴も聞こえてきた。
周囲の畦の水の出口をチェックして引き上げることにする。
雷も近づき、暗くもなってきたので、本日の作業はここまで。
周囲では、カエルたちの合唱がますますうるさくなってきた。
今日の主役のトラクター
付いた泥もなんとなく誇らしい
これからしばらく代かきが続く。
しっかり頼むぞ、トラクター!!

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