2014年11月27日木曜日

2014年・水郡線C61運行(5) JRの決意

試運転初日は快晴である。
JR玉川村駅ホームには朝8時から警備員が立った。
上りの後ろ向きSLが走るまでまだ1時間以上あるという時から、それとおぼしき男性がうろうろする姿を(寒いからであろうからか、駅トイレに出入りする姿だ)見かけた。

昨日、駅のロータリー横にた立てられた看板である。
強い表現で『SL運行が中止される場合がある』と警告している。
今回のこの催しに対してのJRの強い決意が感じられる。ただの脅しではないかもしれない。
前回と同じような状況になれば、本当に運行をやめてしまうだろう。

と言っているとき、定時に試運転SLが汽笛を高らかにならしつつ、煙を吐いて通過していった。

警告文が張り出された
 
後ろ向きに進む試運転の上りSL
無事、通過していった。こうでありたいものだ。

13:30 追記
平日であったためだろう、駅構内、駅周辺の撮影者は少なく、混乱もなく下りSLが通過した。
とはいうものの、立ち入り禁止エリアに入り込んで撮影する数人がいたのも事実。注意などする立場にないため見て見ぬふりをしたが。。。。
さて、本番当日はいかがであろうか?

玉川村駅では停車している状態から機関車が動き出すので、煙突からの煙と車体の下から吐き出される蒸気の量が極めて多く、確かに絵になる。
平坦地をただ走る姿とは違う力強さが車体全体から漲るのである。
その上、機関士のサービス精神もあるのだろう、汽笛が何度も鳴らされる。
この場所が魅力的なのがわかる気がする。
出発の際に目いっぱい力行レバーを引くのだろうか
横に吐き出される水蒸気も、煙突の煙も
半端なくすごい


あたり一面を煙と水蒸気で覆い
見物人を魅了し圧倒させて爆進してゆく


石炭の燃えた匂いを残して走り去る
姿は見えなくなっても余韻は冷めやらぬ

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