2014年11月8日土曜日

常陸秋そばフェスティバル里山フェア2014に行ってきた 渋滞は・・

常陸秋そばフェスティバル里山フェア2014に行ってきた。

道路混雑・駐車場混雑が予想されたので汽車(JR)で行く予定をしていたが、現地の友人からの情報でそれほど車は多くないようだと知らせがあったため、車で出かけた。

とはいえ早めに現地入り。
栄町の旧専売公社跡地に用意された臨時駐車場へ、午前8時40分に入った。
駐車場は開いて間もないようだったが、入る車が列をなし、おおよそ50台は駐車していた。
旧専売公社の跡地が今回の駐車場
130m四方の正方形の空き地だ
400台を収容するということだ
敷地内の大ケヤキ
写真奥に白く見える建物は太田一高の体育館と校舎
そういえば、校舎3階の教室からこのケヤキが見えた

会場までは歩いて15分ほど。この街をゆっくり歩くのは高校時代以来。
懐かしい道を散策がてら歩いてみた。

9時過ぎに開場に到着。東京から来た友人と合流。
あたりを見渡すとすでに出店している多くの蕎麦店の前で蕎麦をすすっている人の姿が見られる。
今年も公式開場前に各店舗でサービス開始している。

会場に着いてまず目に飛び込んできたのは、あの高橋氏の達磨に並ぶ人の列だ。
まだ公式開場時間の10時まで1時間はあるというのにすでに100m以上、ざっと200人は列を作っている。今年も達磨だけ特別扱いのようで、他の出店者と異なり単独テントで体育館脇に離れて店を出している。
列は店の前からどんどん伸びて体育館に沿って100m以上。ここだけ異常な人気だ。
tスタッフが懸命に列の並びを体育館を取り囲むように仕向けいてる。そうやっている間にも列が伸びつづける。
訪れた客は、皆一様に驚いた様子で列の最後尾を探して、小走りに進んでゆく。

達磨のテントまであと少し
 

並んでからほぼ一時間してやっとテント前にたどり着き、高橋名人の手打ちする現場を見ることができた。
ざる2枚(@700円×2枚=1400円)を頼んだ。
 
手打ちそばにおいては神様とも異名をとる高橋名人の手になる『常陸秋そば』である。
ざる一枚が700円だ。これを高いとみるか安いとみるか・・。大半の人は2枚だったようだが。

今年は特にじっくり味わって食してみた。やはり違う(ような気がする)。
口に入れしばらく咀嚼していると穀物本来の香りが口中いっぱいに広がる。麺の固さ・湯で加減・出汁の塩加減・・逸品である。
というのは、このテントのレジ担当の男性から『(高橋氏がそば祭りに参加するのは)今年で最後』と聞かされていたからだ。きっと達磨そのものも参加はしなくなるのだろう。
この女性スタッフたちは毎年この部門を担当している
実に手際がよく客を捌く
やはり高橋名人の打つ常陸秋そばをこの地で食せるのは最後というのは本当だった。
残念だが仕方ない。
頭にタオルを巻いた独特のスタイル
 残念だが、これが見納めである
ビニール越しではあるが、今年も高橋氏のお姿と神技の切りを拝見できた。
でも見納めである。


トラックを改造した真紅のボディー『達磨号』
広島からわざわざ来県してくれていてる
今年は、この達磨のざる蕎麦を含めてケンチン蕎麦などで計4枚分を食べた。
このように少量ずつ食べ比べると、同じそば粉を使いながら打つ人の違いで味・食感がだいぶ違うのが分かるから不思議だ。そんなことができるのがこのそば祭りのよいところだ。

11時を回ると会場内の混雑が激しくなり、いずこのテントの前にも行列ができててきた。
かなりの人出である。それにテントの並べ方が混雑に拍車をかけている。
会場内に食べるためのテント(長テーブル+パイプ椅子が設置)は2か所しか用意がないこともあり、立ち食い、あるいは地面に座りこんで食べ始める家族も。

年寄りや子供・(そして特に若い女性)にはちょっと辛いかもしれない。
人・人・人・・・。いやはや大変な人出である。
山吹運動公園の野球場の外野芝生でもいたるところで蕎麦をすする人たちがいる。

特に今年は常陸太田市の市民祭りと合わせての開催で、会場も市街地に近いということもあったのだろう。(それに加えて、明日11/9は雨との予報であるため、今日の人出となったのだろう)
会場内に漂うサンマを焼く煙の臭いには興ざめだったが、美味い蕎麦での満腹感にひたりつつ、人混みをかき分け会場を後にした。

この分では市内の道路は渋滞で駐車場も満杯であろうと思われた。
意外にも市内の道路に混雑はなく、スムーズな流れ。
(衰退が進む地方都市である。これでも普段からしてみたら5倍は交通量は多いのかもしれない)
駐車場に戻って様子を見たが、満杯というほどでもなく、係員も余裕の表情。

帰りのついでに、合同庁舎の駐車場も市役所の駐車場も回ってみたが、どちらもかなりの余裕がある。
合同庁舎駐車場(12:00)
まだところどころに空きがある。
駐車場に入ってくる車はほとんどない。
シャトルバスの座席も80%程度埋まっているだけ
市役所駐車場の入口(12:15)
かなりの余裕があった

栄町広場駐車場(11:50)
半分程度しか埋まってない。ガラガラと言って良い

 会場近くの空き地には無断駐車の車がみられたものの、周辺道路の混雑もなく、へんなストレスは感じなくて済んだ。関係諸氏の運営は大成功であったようだ。
大混雑は杞憂に終わったようだ。大会関係者に拍手したい。

帰り道、今回用意された臨時駐車場のひとつ旧金砂郷村の『大方運動公園 臨時駐車場』を覗いてみた。
昨年までこのそば祭りが開かれていた工業団地や交流センターの会場近くの田んぼの中である。
この駐車場は、今年のパンフレットには記載されてない場所だ(・・・今朝、会場に向かう折に案内場の看板を見てここにも用意したんだぁぁ・・と不思議に思い、帰りに立ち寄ったという訳だ)。
今年の会場・山吹運動公園からはかなりの距離がある。
こちらにはほとんど車の姿はなく、閑散としていた。(情宣が足りないこともある)

大方運動公園 臨時駐車場
昼近く、メイン会場を後にしたころにはポツポツト雨が降り出した。
かような屋外で開かれるそば祭りは、せっかくの美味い蕎麦も雨が降っている中では楽しめない。
明日の天気はあまり期待できないようだ。晴れ間もあった今日の午前中に、今年も常陸秋そばの新そばを存分に味わえたことを幸せに思う。今年で最後という高橋名人の蕎麦も食べられたのもよい記念となった(おそらくもう二度と高橋氏の手打ちそばを食べることはないだろう)。

明日、そば祭りに出かける計画をお持ちの方、車で安心して出かけられたい。混雑はないようだ。

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