(11/24追記 11/24ブログに試運転スケジュール・玉川村駅で見られる時間を記載)
その日・その時が、近づいてきた。
SLは魅力あるものだし、こうやって運行することは素晴らしいイベントだと思う。
だが、どうにも気が重い・・というか、ワクワク感がない。
水郡線にC61型SLが走るのは今回が初めてだそうだ。これも撮り鉄にはたまらないのかもしれない。
だが、今回もまた上りのSL運行(常陸大子→水戸)は、あの西金工臨の(バラスト貨車を牽引する)赤いディーゼル起動車に引かれて後ろ向きに進む。
水戸駅に転車台がないので仕方ないが、ちょっと興ざめだろう。
前回(2012年)の時に今頃は、見学者通路の設置などの構内工事が急ピッチで進められていて、作業員や車両の出入りが多く、妙に慌ただしかったのを覚えている。
今年は実に静かなものである。
図面を持った担当者2人が車から降りてきて、近くの踏切や土手を入念にチェックしていった。
おそらく沿線の警備対象ポイントを現場確認に来たのだろう。
今回のSL運行は、玉川村駅に下り運行では停車はするものの、上りの汽車(玉川村駅発 13:09 水戸行き)との列車交換のためであり、時間も10分程度らしい。
なので前回の石炭と水を補充したような長時間の停車はないので、駅周辺も前回のような大規模な警備員配置はない、ということなのだろう。
前回、付近住民の多くの人は集まったマナーの悪い見学者によって大変な迷惑をかけられた。
駅前の県道102号線は狭い道路の路肩に駐車する車が続出し、実質的に一車線にされてしまった。車がすれ違えず大渋滞を引き起こした。
2012/12の本番運転日の付近の道路 |
センターラインもないような県道に路肩駐車されると 車がすれ違えなくなり互いが睨み合いになる。 譲り合いたくとも前後左右スペースがなく身動きがとれない。 なんとも愚かな光景であった。 (2012/12の本番運転日) |
玄関前のほんのちょっとしたスペースに無断で堂々と駐車されてしまった民家もあった。
あるいはまた、玉川村駅近くまで車で来たものの、駐車する場所が見つけられないため車から降りられず、(すぐそこに停車中のSLの写真を撮りにいけないからなのだろう)、窓を開けて『駐車できるところないの?』と半分怒りながら小生に聞いてきた男性もいた。
鉄道敷地内に立ち入るのは当たり前で、警備員に注意され外に出ても、目を離すとすぐにまた侵入の繰り返し。警備員の制止を振り切って堂々と陣取る猛者も多数いた。
(・・・これで前回は下りダイヤが滅茶苦茶になった。寒い中、沿線で長時間待っていた人は可哀想だった。事故・怪我人がいなかったのは幸いだったが)
斯様な嫌なことばかりが目立ち、停車駅周辺の人たちにとっては、迷惑なSL運行行事となってしまったのが現実。
大変な思いをして運行にこぎつけたJR東の関係者や、現場警備に真剣に当たっている方たちに気の毒である。
試運転も直前5日間ほどあると言うから、またしばらくは鬱陶しい。
撮影者のマナーさえ良ければ(不満はこの一点だけだ)、我々地元住民もSLを喜んで迎えられるのだが。
やはり、地元の方にはあらかじめ、試運転日までの案内があるんですか?
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除沿線住民に、といっての特別な案内などはありません。玉川村駅で列車行き違いなどのため停車するなどの情報は、小生独自の情報収集によるものです。
ただ、今年のSL運行についての試運転日数(5日間)は2014/4/6付の茨城新聞で既報ですし、2年前の試運転も直前5日間でした。
また何か新しい耳寄り情報が入ったらお知らせします。