2013年8月15日木曜日

常陸秋そばの種蒔き

当地を含む茨城北部地域、特にお隣金砂郷地区は『常陸秋そば』の特産地だ。

季節の文字が名前に含まれるため、どうしても秋のイメージが強い(秋にしか収穫できないから当たり前だが)。
実りの秋に美味い蕎麦・・というイメージは一般の人が抱く普通のものだろうから、商品のネーミングによるイメージ戦略としては成功した部類だろう。
すっかりブランドとして定着している

当たり前のことだが、秋に収穫するソバなので『秋そば』と言う。
そしてこれも当たり前だが、霜に弱いソバを秋の適期(初霜の前)に収穫するためには、生育日数が約70日ほどの常陸秋そばの場合は8月上旬〜中旬に種を播く必要がある。

と言う訳で、我が家も昨日(8/14)に今年度の『常陸秋そば』の種蒔きをした。
一昨年栽培した約4畝(400㎡)程の畑に、今年もまた種を播いた。

炎天下での、畝作り、種蒔き、土寄せ。
ひとりの手作業であり体力的には楽ではないが、後の楽しみがあると辛くはない。


常陸秋そばは播種後3週間程で開花する。9月10日辺りには花が咲き始めるだろう。
また白いソバの花にミツバチが飛び交う姿を見られる。ミツバチの出番だ。

         

余談だが、昨年に秋そばを収穫した際に落果した種から発芽したソバが、初夏に花を咲かせた。
その花もほとんどが茶色く萎み、花の季節は終わった感がある。
もともと常陸秋そばは栽培時期として夏から秋にかけて育てるべき品種。
この夏⇨秋型ソバを春⇨夏の時期に栽培しても、栄養生長が続いてしまって結実しないのである。花が終わっても種らしきものが付いてはいるが中味は全くといっていいほど無い。
品種の生育特性とは、まったくもって不思議なものだ。

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