2012年12月8日土曜日

昨夜の地震

東日本大震災から一年半以上が経っているが、まだまだ大きな余震が起こることを改めて人々に知らしめた昨夜の地震だった。
常陸大宮市は震度5弱。
ヒドく長く感じた揺れだった。
なかなか収まらない揺れに、3・11のあのときの光景が頭をよぎった人も多かろう。

最近、徐々に揺れる回数が減ってきていただけに、不意を突かれたというのが正直なところだ。
幸いに、我が家を含め周囲の家々でも被害はなくほっとした。

今朝早く、親類が墓地を訪れ墓石に被害が無かったかを確かめていた。
こちらの方は昨年の被害が大きかったため、いずこの墓石も修復・補強対策済みで被害は無かった。
修復作業の際に石屋のオヤジが曰く、『東日本大震災を機に新たに開発された強力な接着剤があり、容易にズレない・剥がれないのでもう心配ない』とのことだった。
石屋が言う通り性能が良かったからなのか、震度5弱だったからなのかどうかは分からぬが、まあとにかく被害が無いのは良かった。
屋根瓦も同様で、見える範囲では被害は無かったようだ。
きっと積み方にも改良がなされたということでもあるのだろう。
日本という国は斯様に改善やら改良にすごいパワーを発揮する。
素晴らしい国民性。

一方、我が家近くの山の頂には東京電力の送電線の鉄塔が建っているのだが、午前中に東京電力のものと思われるヘリコプターが送電線に沿って低空飛行しながらゆっくり飛んでいた。
恐らく鉄塔や送電線に異常がないかを確認しているのだろうと思う。
この確認作業などもあの大震災があったからこそのことだろう。
ほんとうにご苦労様なことだ。

直接的な被害もなく、停電も断水もなかった今回の地震だ。
また今日から何事も無かったように以前の平穏な生活がスタートしてしまっている。
また、いつ不意打ちされるか分からない。
ゆめゆめ先の大震災の教訓を忘るることなかれ、だ。
いつもの通りJR水郡線・玉川村駅には明かりが点灯した。
今日も穏やかな、静かな日暮れを迎えた。

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