いまの寒い時期は山仕事が熱い。
まず、来年春先に菌を植え付けるシイタケ原木の伐採を始めている。
とりあえず木を切り倒すだけ倒し、2ヶ月ほど山中でそのままの姿で横たわらせて乾燥させる。
原木サイズ(1m)に切り揃える玉切り作業は来年2月になってからだ。
菌の植え込みはその後となる。
同時に雑木林の手入れを行っている。
篠や雑木が繁茂して容易に人を寄せ付けなくなっている山の斜面を、バダバタと切り開いてゆく作業。
倒した雑木を山の麓まで引きづり下ろす作業。
その後、麓でこの雑木を次々と燃やし、処分してゆく作業。
結構な作業量となり肉体的には少々キツイのだが、精神的には楽しくて仕方が無い。
雑木林を切り開くというのは、どちらかというと開墾作業に近い。
作業も3年回めの冬を迎え、かなりの面積がすっきりとした状態となった。
以前は密な雑木林(写真左奥はまだ手付かずだ)だったが 今冬の作業でかなり疎になった(写真右側) |
山の作業の楽しさ(愉しさ)は次のようなものだろうか。
1.作業の成果がすぐに目に見える形で実現する。やればやっただけ山がキレイになるので嬉しい。
2.作業は全身を使う激しい運動であり、体力増強・肥満予防にこれほど適した作業はない。
体全体が引き締まるのは間違いない。
3.大木が倒れる時の爽快感は最高。ストレスが吹っ飛ぶ、タマラナイ瞬間だ。普段の生活ではなかなか味わえない醍醐味がある。
上の写真中央奥の山頂付近には、東京電力送電線の鉄塔が建っている。
この鉄塔下と周辺は樹木が伐採されてスッキリしている。
そのエリア周辺の整備を先行をさせ、この山をキレイにするつもりだ。
一部作業を先行させたパイロット部分に、かねてからの念願だった桜の木を植えた。
(この寒い時期に桜の木を移植するのが適当であるとは思わないのだが、苗木が成長してしまい仮植えしている場所が混み入り過ぎたので作業を急いだのである)
この山全体を桜の山にする遠大な計画の大切な一本の植樹である。
植樹した陽光桜 |
どんどん雑木林を片付けて、この山頂付近に第2号、3号と続けて植樹する予定だ。
この山が福島県福島市にある『花見山公園』のように、早くなってくれたらいい。
一般の人には、まだいまの状態ではその姿は何も見えないかもしれないが、ワタシには既に満開の桜の山の姿が頭の中に広がっている。
作業は大変でもこのようなな夢があると継続できるし、決して辛くはないから不思議だ。
壮大なライフワークを持てて、つくづく幸せだと思っている。
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