『たれ蜜』と呼ばれる、搾ったり遠心分離させたりせず垂れるに任せる採蜜方法をとった(圧搾器や遠心分離機が無いためでもある)。
当日中に、300gのビンで3ビン、200gのビンで8ビン、計2,500g(300×3 + 200×8)のハチミツを採取できたことはブログに書いた。(2012/09/01 ブログ)
これだけ垂れ落ちた後も、巣からはまだ僅かに垂れ落ちるハチミツがあるため、しばらくそのままにして落ち切るのを待った。
2日後、大方垂れ落ちるのが止まったため、溜まったハチミツを油濾しペーパーで濾過して瓶詰めを行った。
その数量200gのビンで5ビン。
そう追加で1,000gもハチミツが採れたのである。
つまり、取り外した一段の巣箱から、なんと計3,500gのハチミツが採れた計算になる。
採蜜の各段階でロスも発生していることから、実際にはプラス200g程度は採れたものと思われる。
ミツバチ、恐るべし、だ。
国産ニホンミツバチのハチミツは、市場価格は意外と高価なようだ。
だが、今回の『玉川はちみつ』は完全なる『非売品』で、親戚・知人にすべてお裾分けしてしまった。
みな一様にこの場所でハチミツが採れることに驚いていた。
珍しいものであったたこともあり、すこぶる好評であった。
普段は疎遠になりかけている親類とも、このハチミツを介してのコミュニケーションも図れるという、まさにハチミツ高価・・否、ハチミツ効果である。
一般的な家庭では、ハチミツはけっして大量消費するものではないだろう。
一台の巣箱で年に一度しか出来ない採蜜。
そのタイミングに、僅か一瓶ほどしか配れないシロモノだ。
コミュニケーションツールとして活用しつつ、定期便で今後も届けたいと思う。
ラッピングし、いかにもお店に並んでいるような感じにしてみた。 |
これから年末にかけて、巣箱の増設に向けて工作をする予定だ。
巣箱をあと5〜6台増やして、もっとミツバチ捕獲する計画でいる。
そして来年夏には、ハチミツ増産という密かな野望を抱いている。
それが実現したとすると、販売ルートを見つけないといけないな・・などと夢は広がる一方だ。
巣箱の手作り、ミツバチの捕獲、日々の観察、ハチミツ採取、瓶詰め・ラベル作り、お裾分けによるコミュニケーション、ハチミツの販売(予定)・・養蜂にまつわるすべてのステップは楽しい。
頭(知恵)も使うし、体も使う。根気も要る。
やり方によってはいくらでも可能性が広がる。
それぞれのセッションの奥は深く、これで十分というレベルになかなか到達しない。
もっと上を目指したくなるのである。
正直なところ、当初考えていた以上に『養蜂の快楽』にはまってしまった。
既に死んでいてカルピスの海に浮いているスズメバチが他に2匹ほど。
数羽の蛾もボトル内で死んでいる。
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