ダイコンなど冬野菜の種を播く時期であるが、タイミングがつかめないでいる。
カラカラに乾いた畑であるので、今日降った一時的な雨程度ではまったくと言ってよい程に湿り気をもたらさない。
撒水しながらでも種蒔きをしておかないと、後々支障が出る。
まったく、農業は天任せの要素が大きい。
一方、このカラカラ天気は稲刈りにとっては都合が良い。
田んぼの土も乾いて固まっており、例年になく作業がやり易い。
去年はこの9月頭の時期に台風12号が四国に近づいており、心配していた。
そんな中、9月3日に倒れてしまった稲の田んぼから、稲刈りをスタートしている。
今年も、同じ田んぼの同じ場所の稲が、同じ方向に倒れてしまった。
この場所は、どうやら風が通り過ぎるロケーションなのであろう。
ことしもここの倒れた稲を起こしながら、一株ずつ鎌で手刈りを始めた。
茎の部分で折れて倒れている。 田んぼの土は、乾いて大きなヒビワレが出来ている |
手前の部分の稲は倒れて色が白っぽくなっている。 この部分を早く刈り取らないと籾が発芽してしまう。 |
午前中は降ったり止んだりの天気であったため、午後から刈取りを開始した。
(農家によっては、仏滅の本日を避けて大安の明日9/3から刈取りを始める家もあるようだが、我が家ではそんなことは一切構わずスタートしてしまった)
涼しくなりつつあるとはいえ、まだ直射日光はジリジリと暑い。
どうにか夕方までには、最低限の面積は刈取りを終え、オダ掛けまで終えることが出来た。
完全に倒れてしまった稲は手刈りが必要だが、茎が起っているようなら機械で刈取りが出来る。
機械は効率的だが、万能ではない。
この稲束を、掴み、鎌で刈取り、藁で束ねる、という手作業を繰り返す。
米作りを身体で実感する。
この藁を掴む手の感覚が、田植えの稲を植える微妙な指先の感覚とあわせて、米を主食とする日本文化の源泉ではないか。
いつもそう思う。
オダ掛けされた稲 |
このあと10日間程が、この地区では稲刈りのピークになる。
今年は茨城県の水稲作柄は政府発表では『やや良』とのこと。
たしかに稲穂の実の入りも良いと感じる。
うまい米が期待できそうだ。
農林水産省8/30発表 8/15現在のH24産水稲の作柄状況
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