2012年4月3日火曜日

春の嵐

今日は急速に発達した低気圧が移動しているせいで、全国的に大荒れとなった。
茨城北部でも午後から雨が降り出して、夜には暴風雨となっている。

低気圧が『急速に発達』するというのは、そこに寒気と暖気の気温の著しい差があり、それを解消しようとする自然現象だ。
この低気圧もまた長く伸びる寒冷前線を伴っている。
まだ一部に続いている冬の寒さと南からの春の温かい空気がせめぎあう局面で起こる、春ならではのことだ。つまりは『春ゆえの嵐』。
せっかく咲き始めた関東南部のサクラも、災難なことであろう。

毎年この時期にはあることではあるが、この現象だけに留まらず最近の気象現象は極端な(つまりは程度が激しい)ことが多い気がする。
昨年夏の暑さ、今年の冬の寒さ、のことだ。
有る程度の振幅は自然の摂理ではあるが、かくもしばしば起こるということは、地球全体が病んで悲鳴を上げているような気がしないでもない。

なにしろお天道様のご機嫌に左右される、自然相手の農業である。
今年は異常気象でないことを願っている。

         

ということで今夕は、暴風雨関連のニュースが多かった。
JR水郡線は非電化であるので、この強風による送電線への影響による運休というのはないのであるが、那珂川を渡る鉄橋部分が横風が危険なのであろう、水戸〜下菅谷間で運転見合わせになってしまった。
いやはや、迷惑度は台風並みの『春の嵐』である。


















         

風雨が強まる前の午前中に、シイタケ種菌を原木に駒打ち込む作業を行った。
やっと日中の平均気温も上がってきたので、キノコの菌の活動も活発になる良い時期である。
長さを1mに切り揃えた原木に、電動ドリルで穴を穿ち種駒を打ち込む作業だ。
今年もまた森290のシイタケと
アラゲキクラゲの原木を作った
電動ドリルを使うと
快適なテンポで穴を穿たれる
このあと、これらの原木を横にして積み重ね稲藁を乗せたっぷりと撒水。
その上から全体にシートを被せ適度な湿度と温度を維持し、原木全体に菌が蔓延するまで寝かせておく(仮伏せという)。
湿度が高くなる6月ごろに取り出し林の中に並べる予定だ。
こうして来年の秋からのシイタケ発生をひたすら待つ気の長い作業である。

昨年にこの作業を行った原木からは、僅かずつだがシイタケが既に穫れ始めている。
自然と共に有る実感。なんともいえない豊かな生活がある。
楽しい。

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